いろいろあった俳優・東出昌大が最後に行き着いたのは、食費と家賃がゼロの山暮らしだったようだ。
2020年1月に当時の妻で女優・杏を裏切る不貞が発覚し、大きな批判を浴びると、21年秋には映画撮影の滞在先に女性を同伴したとして、所属事務所との信頼関係にも溝が。ついには「これ以上ともに歩くことはできない」と事務所から“三行半”を突き付けられ、東出は今年2月より未所属で活動を続けている。
役者としての全盛期に比較すると、作品のオファーが大幅に減少した印象ではあるが、今年の年末から来年にかけて主演映画が2本公開予定とあって、徐々に復活の気配も漂う。
そうした中、プライベートでも大きな生活様式の変化があったという。9月27日、週刊女性PRIMEが報じたところによれば、現在の東出は関東近郊の山あいにて、俗世断ちした狩猟生活を半年ほど続けており、家賃ゼロ、携帯電話の電波なし、汲み取り式のトイレ、さらにはガスと水道も通っていないワイルドな環境下にあるとのこと。
もともと、18年頃より本格的な狩猟を始めたという東出。昨年に下見で山を訪れたところ、車がパンクするトラブルに遭い、親切な現地の人との縁ができたという。
食事は、狩りで仕留めた獣を自らさばき、余った肉は加工工場でソーセージに。自然の山菜や、近隣住民から頂戴する野菜などもあり、「食費もゼロ円に近いです」と言う。また、「将来的にはそっちの小屋に住もうと思って、1人で作っているところなんです」と、建設中の小屋も紹介していた。
「有害鳥獣駆除の免許を持ち、1人で獲物を捕獲する腕があるという東出は、地域の住民からは『でっくん』との呼び名で親しまれ、本来ならば現地に住所がないと加入できないという猟友会には、狩猟の腕を見込まれ、支部長から推薦があって、特別に加入できたそうです。
また、現在の東出の山暮らしを追うドキュメンタリー番組の放送も決定するなど、仕事にもつながっており、ネット上では『頑張ってるな』『なんか応援したくなる』『凄い生命力』などの反応が散見。中には、3人の子供を育てる杏に支払う養育費を気にする声や、『そんなことよりやることあるでしょうよ』『やらかした人って極端なことし出すよね』など、様々な反響もありましたが、これが東出なりの答えだったのでしょう」(テレビ誌ライター)
なお、東出の不貞相手である女優・唐田えりかも少しずつ役者としての活動を再開させると、杏は今夏に家族とフランスへ飛び、拠点を海外に移している。それぞれが三者三様の道を歩み始めているようだ。
(木村慎吾)