卓球女子日本代表の福原愛が、台湾代表の江宏傑選手と結婚したことで話題になっている。だが9月7日に結婚が報じられたにもかかわらず、一週間以上が経過した福原サイドからの正式発表が遅い理由についてネット上では様々な推測が交わされており、明らかなデマも流布されているという。週刊誌の記者が説明する。
「蓮舫議員の二重国籍問題に際して一部のマスコミにより、日本国内では台湾人に対して中国本土の法律が適用されると報道され、これを法務省が否定する騒ぎになったのは記憶に新しいところ。その誤報が影響してか、台湾人との結婚には中国本土の法律が絡んでくるので手間取っているというデマが流れているのです」
実際には福原が日本国内で婚姻届を提出するにあたり、台湾や中国の法律はなんら無関係。また江選手が台湾で行う手続きにも、日本や中国の法律は影響しないのである。しかも結婚と国籍変更はまったく別の問題であり、結婚しても福原は日本人のまま、そして江は台湾人のままなのだが、ここでも蓮舫問題に端を発した勘違いが生じているようだ。週刊誌の記者が続ける。
「この結婚で福原が中国国籍になると勘違いし、その手続きが難航しているとのデマ情報まで現れる始末です。これも蓮舫議員の一件がなければ、こんな思い込みは生まれなかったかもしれません。とにかくハッキリしているのは、福原の結婚に中国本土の法律は一切関係ないということですね」
今回の結婚は台湾でも大ニュースとなっており、現地では大きく歓迎されている。日台関係にとって福原の果たす役割は、日本人が想像する以上に大きな効果を発揮しているようだ。
(金田麻有)