3月29日深夜放送の「田中圭の俳優ホン打ち」(フジテレビ系)で軽妙な即興芝居を田中と好演した林遣都が拍手喝采されているようだ。
この番組は、「入口」と「出口」だけ書かれた台本を渡された田中とゲスト俳優が、通称「ホン打ち」こと「台本の打ち合わせ」を45分間だけ行い、その直後に芝居をするというもの。午前1時25分から関東ローカルで放送された30分番組だったが、放送直後には「#田中圭の俳優ホン打ち」「#遣都くん」がツイッターのトレンド入りする盛り上がりを見せた。
林といえば、3月25日放送の2夜連続ドラマ「キッチン革命」(テレビ朝日系)では、葵わかな演じる計量カップや軽量スプーン、現在でいうレシピを指す「料理カード」を作ったヒロイン・香美綾子の夫で医師の香美昇一を好演。胚芽米に脚気(かっけ)治療の光明を見出す一方、人づき合いが苦手な役柄になりきる演技力の高さを再確認した人が続出した。特に脳卒中を患った後の身体に麻痺が残る演技に称賛の声が集中したばかりだ。
それに対し「田中圭の俳優ホン打ち」では、2018年放送の「おっさんずラブ」(テレビ朝日系)で共演したことをきっかけに、プライベートでも交流するようになったという田中との即興芝居である。田中は林の妻である大島優子の名前から、林が演じたフミヤの元恋人の名前を「優子」としてイジり、林もまた田中がパーソナルジムを数回ドタキャンしたというプライベートでの事実を、田中演じるトモヤがやったこととして芝居に盛り込み、お互いが楽しみながら演じていることが伝わってくる仕上がりとなった。
「ネット上には『3月は林遣都まつりでうれしい』『香美先生みたいなちゃんとした演技もいいし、圭さんとの共演だからこそのくだけたフランクな演技も最高』『圭くんとのセリフのキャッチボールもよかったけど、2人の空気感がそれ以上によかった。神業』など称賛の声が続々とあがっています」(女性誌記者)
ネット上では「30分番組ではなく、打ち合わせの45分間と芝居後の2人の反省会も番組にして」と要望する声が目立っているが、果たしてその願いは制作サイドに届くか。