多くの俳優仲間から愛され、一度共演した人に「ぜひ、また共演したい」と言わしめる天海祐希。そんな彼女が、新作の舞台で初共演する男性のバレエダンサーにゾッコンだ。
その舞台とは、今秋の10月1日から11月12日まで東京・よみうり大手町ホールで、11月16日から27日まで京都・京都劇場で上演される「レイディマクベス」。今作でレイディを演じるのは天海。そして、夫・マクベスを演じるのは、イギリス出身のバレエダンサー、アダム・クーパー。
天海は、2014年に日本で公開された、彼が主演を務めた主演ミュージカル「雨に唄えば」を観劇。その演技に「心を奪われて、同じステージに立つ人間として最高峰の目指すところ、これがエンターテイメントだと思い、感動しました」という。17年の再演時には製作会見にゲストとして登場し、「めったにもらわないサインをどうしても欲しくてもらった」という憧れの存在だそうだ。
今舞台の報にSNS上では「(ポスター)写真を見ただけで言葉を失うくらい絵になる2人」「クーパーと天海さん、華がある2人、とても楽しみ」「絶対観たい!絶対観に行く!」など、ファンも興奮気味のようだ。
「バレエの舞台を見たことがない人でも、1980年代のイギリスを舞台に、性差を超えてプロのバレエダンサーを目指す少年の姿を描いた青春映画『リトル・ダンサー』で主人公の少年・ビリー(ジェイミー・ベル)が25歳に成長してトップダンサーになった姿を演じたと言えば、わかるかもしれません。おどろおどろしいシェイクスピアの『マクベス』が、悪妻と言われた夫人の目線から描かれることによって、どんな物語になるのか楽しみです」(芸能記者)
ほかの出演者は、マクダフ役に鈴木保奈美。バンクォー役に要潤、レノックス役の宮下今日子、マクベス夫妻の娘役に吉川愛、ダンカン役の栗原英雄が名を連ねている。多くの共演希望者がいる天海がほれ込んだアダム・クーパー。現在51歳の彼と天海との共演がどんな感動を生むのか、今から期待は高まるばかりだ。