「子供の頃の夢は、スーパーヒーローだったんですけど、変身ごっことか、弟を怪獣(役)にして戦ってたりとか。本当に役者になると思ってなかったですし」
俳優の赤楚衛二、中条あやみ、國村準を起用した求人検索エンジン「Indeed」の新テレビCMが6月13日から放送されていることに関連し、赤楚がインタビューに答えた。ネット上には「叶ってよかったね」という声と、それに対する「何が?」との声が入り混じる、さながら場外論戦の様相を呈しているという。
2022年度下半期のNHK朝ドラ「舞いあがれ!」でヒロインの幼馴染を演じ、朝ドラ初出演を果たした赤楚は、現在放送中の木村拓哉主演の月9ドラマ「風間公親‐教場0‐」(フジテレビ系)にもゲスト出演。さらに、山田裕貴主演のドラマ「ペンディングトレイン‐8時23分、明日 君と」(TBS系)では、山田に次ぐ主要キャストに抜擢されており、もっか事務所売り出し中の若手俳優。とはいえ、今年29歳を迎え、苦労人の一面もあるようだ。
赤楚が世に知れ渡るきっかけとなったのは、テレビ朝日系の仮面ライダーシリーズ平成第19作目の「仮面ライダービルド」(17~18年)。現在、お昼のバラエティ番組「ぽかぽか」(フジ系)にレギュラー出演するなど幅広い活躍を見せる俳優の犬養貴丈が主役のビルド、赤楚は2号ライダーのクローズを演じた。
「赤楚の発言には、スーパーヒーローを演じた過去を知る視聴者からは『叶ってよかったね』との声が上がり、その事情を知らない視聴者からは『何が?』と素朴な疑問が寄せられたわけです。一方、赤楚は『弟を怪獣にして』と語っていますが、仮面ライダーなら『怪人』、『怪獣』ならウルトラマンになりたかったのではないか、といったツウな指摘もあり、場外で盛り上がっているようです」(ネットライター)
ちなみに、赤楚の父親・治之氏は名古屋学院大学学長を務める言語学者。「舞いあがれ!」ですてきな言葉を綴る歌人を演じたのも、何かの縁か。赤楚の演技の幅は広そうな気がする。
(所ひで/YouTubeライター)