6月6日より新エリア「ファンタジースプリングス」を開業する東京ディズニーシー。さる5月11日には特別招待枠に多くの芸能人やインフルエンサーが新テーマポートを楽しむ様子が発信され、一部のディズニーファンからは不満の声が噴出しているという。
ファンタジースプリングスは、ディズニー映画「アナと雪の女王」「ピーターパン」「塔の上のラプンツェル」をテーマにした、「フローズンキングダム」「ピーターパンのネバーランド」「ラプンツェルの森」の3つのエリアで構成されており、4つの新アトラクションを備えている。その総投資額は約3200億円で、ディズニーシーの総工事費約3350億円にも匹敵。開業以来最大のビッグプロジェクトで、早くもそのプロモーションに躍起になっているのか、様々な著名人がプレオープンで現地を満喫する様子が伝えられた。
元AKB48では、板野友美が11日のインスタグラムで「新エリアファンタジースプリングス ラプンツェル、アナ雪、ピーターパン、、、etc どれも世界観がそのまま再現されていて、本当に感動」「6月6日からオープン 皆さんもぜひ!!!」と綴ると、同じく元AKBで現在は実業家でもあるタレント・川崎希も「Disney seaの新エリアのファンタジースプリングスのプレビューに招待いただいて家族で行ってきたよ」と報告し、新エリアの写真を複数枚公開している。
「他にも女優の志田未来と川島海荷、元モーニング娘。の辻希美、モデルの藤田ニコル、タレントの千秋、お笑い芸人の柳原可奈子、いずれも元AKB48の指原莉乃、小嶋陽菜らが続々と12日までにSNSから、ファンタジースプリングスを満喫した感想を投稿しています。この面々の影響力やフォロワー数を考慮すると、多大なる宣伝効果があることは間違いないですが、古参のディズニーファンや、有料会員『ファンダフル・ディズニー』のメンバーからは『絶対私たちの方がお金落としまくってるのに…』と冷めた反応が飛び交っているようです。また、中には“この先、閲覧注意”との呼びかけをせずにアトラクションの画像や動画を発信するネタバレをおこなうインフルエンサーも散見されるといい、『6月6日までの楽しみに取っておきたかったのに』『芸能人招待するならファンダフル会員の招待枠もっと増やしてよ』『よくわからんユーチューバーやインフルエンサーが招待されてるのが意味わからん』『ずっとパークを愛して支え続けてきたコアなファンを大切にして』『芸能人特権をひたすら自慢される屈辱』などの反応が見られました」(テレビ誌ライター)
東京ディズニーシーが開園した2001年の頃と比べると、今は、SNSの普及と発達が著しく、その宣伝方法も大きく変化した。実際、上記の著名人による発信で「私も早く行きたい!」「そういえば近々オープンなんですね」と認知が広がっているのは事実で、プロモーションとして大正解な反面、コアなファンからすると不満が残るのも仕方のないことなのかもしれない。
(木村慎吾)