Kis-My-Ft2・藤ヶ谷太輔に、とんでもない理由でジャニーズ事務所のオーディションに合格した過去があることはあまり知られていない。
事務所に履歴書が送られた小学生のとき。親せきの誰かが勝手に送ったため、本人は詳しいことを知らなかったという。当時から取材しているエンタメマガジンの取材記者はいう。
「ある日突然、オーディションに来るよう電話がかかってきたそうです。指定された日に、六本木のレッスン場へ行ったそうですが、その日の夕方に地元の友達と遊ぶ約束をしていたので、早く帰りたかった。オーディションを終えて、落ちたと思って番号が書かれたプレートを持って、『おじさん。これ、どこに戻せばいいの?』と、偶然居合わせた老人にタメ語で聞いたんだとか。その相手こそが、ジャニー喜多川社長。清掃員さながらの、キレイではない格好だったそうです」
それが逆に功を奏した。ジャニーさんは、「僕に敬語を使わなかった」という理由で、ネームプレートを返却した美少年を合格させたのだ。年齢や名前を知ったのは、合格させたあとである。しかしこの数年後、その美少年は東京ドームを満員にするグループに成長して、ベストジーニストを受賞した。ジャニーさんの先見の明、さすがとしか言いようがない?
(北村ともこ)