NHKが大晦日に放送する「第75回NHK紅白歌合戦」の実施を発表するなど、テレビ各局が年末特番の準備に入り始めている。そんな中で、今年は大きな問題を各局が抱えそうだという。それが、King & Princeの元メンバーで構成されるNumber_iの扱いだ。
Number_iは、元King & Princeメンバーの平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太で結成したグループで、2今年元日にデジタルシングル「GOAT」で本格デビュー。たちまち大ブレイクし、CMや音楽番組への出演で知名度をグイグイ上げている。年末年始も音楽番組はじめ、多くのメディアに出演するものとみられるが、問題が発生しそうだというのだ。
「Number_iの3人に対して、キンプリを裏切ったと思っているキンプリファンも多く、同じ画面に映すことは基本的にNG。今年は、『音楽の日2024』(TBS系)で共演しましたが、SNSは放送前から大荒れ。特に、キンプリファンのほうが過剰反応をしていて、Number_i をひらがな表記した“ぬんべり”という蔑称を使ってSNSでディスってます。同じ画面に映ることを極端に嫌うキンプリファンが多く、共演した場合でもパフォーマンスする時間をズラすなど、何かしら対策が必要になるでしょう」(民放関係者)
無用なトラブルを避けるために、舞台裏でも両グループが鉢合わせしないようにする配慮も必要だというが、
「夏の特番でもキンプリとNumber_i双方のメンバーが舞台裏で合わないように調整したそうですが、『キンプリ問題』なんて言って面倒がっていたそうです。Number_iのメンバーは、今年4月放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)でキンプリと同じく、旧ジャニーズ勢、現在の『STARTO ENTERTAINMENT』所属タレントである20th CenturyやWEST.と絡んでいます。早くキンプリともわだかまりがないことをもっとアピールしてほしいというのがファンの本音のようですが…」(前出・民放関係者)
そんなファンのいがみ合いが起きているNumber_iとキンプリ。現在、今年大活躍したNumber_iは出場が内定していると言われているが、一方のキンプリについては、情報がない。ただ、もしキンプリが選ばれなかったらファンの間で大炎上は必至だ。
「NHKは昨年、旧ジャニーズ事務所の性加害問題を受け、所属タレントと新規契約しない方針を表明。『紅白』も、44年ぶりに旧ジャニーズ勢の出場がゼロでした。ただ、NHK側にも、今年は視聴率復活のためにも人気が高い旧ジャニーズのSnow Manを紅白に出したいという思惑があり、10月1日発売の『週刊女性』も、出演に向け調整中であると報じています。一説には、紅白に合わせSTARTO社と話し合いを持って、制裁を解除するという話もあり、そうなると、紅白でキンプリとNumber_iが共演する可能性は大になってきます」(スポーツ紙記者)
もし、STARTO社タレントの紅白出場が解禁になったとしても、選考の調整はかなり難しくなりそうだとか。
「STARTO社のグループを、いきなり昔のように何組も出場させると視聴者からクレームが入る可能性が高い。もともと、旧ジャニのタレントに忖度していると、バッシングを受けていた番組ですからね。紅白の選考基準の『今年の活躍』『世論の支持』『番組の企画・演出』に照らし合わせ、Snow ManとSixTONESを出場させるのがベストという見方もあります。両グループともCD売上でダントツの人気で、視聴者に説明が付けやすいですから。また、ファン同士のトラブルを避ける意味で、キンプリとNumber_iのどちらかを選ぼうとNHKが考えても不思議ではない。すると配信やアルバムが大ヒットしているNumber_iのほうが選考基準では上位に来るので、キンプリが落選する可能性が高くなってきます。そうならないために、Number_iとキンプリのファンも、まず、SNS上でいがみ合わないのがベストです」(テレビ関係者)
Number_iをバッシングしている一部キンプリファンは自重したほうがいいだろう。
(渡邊伸明)