24年間をともに活動してきた仲間から離れ、行き着いた先はTシャツの高額転売だった。10月17日に人気バンド・RADWIMPSからの脱退を発表した桑原彰が、新たにヴィンテージTシャツの販売を開始し、様々な反響が寄せられている。
桑原は15歳の頃からの親友で同バンドのボーカル・野田洋次郎と音楽の道を歩み、ベースの武田祐介らを加えたRADWIMPSとして成功を収めるも、2021年夏には彼らの仲にヒビが入ることに。
同年8月、桑原は既婚者ながら、元モデル女性との不倫関係を週刊文春にスクープされている。すると、下積み時代から彼を支えてきた妻をよく知る野田は「こんな中途半端でダサいことをするやつだったのか」「目の前で何度も泣いて謝ってきたことに非常に違和感を覚えました」「これからどんなふうに桑原と一緒に音楽を鳴らせばいいのか、現状イメージが湧いてきません」などと突き放すような声明を出して話題に。翌22年10月には活動休止から復帰した桑原だったが、同バンドのツアーで訪れたタイでは、再び野田にとって“イヤな”桑原の行動があったようだ。
野田はインスタグラムのストーリーズから「桑原の荷物増えてるなぁと思ったらタイでビンテージTシャツを100枚購入したらしい。まるでプロの動き。とても1人が一回に買う量じゃない」と書き出し、「理由を聞いたら『値段がどんどん上がっていくから』とのこと。なんか同じメンバーとして嫌だなぁと思って本人にも伝えた」「ビンテージTの価格高騰の一端はこういうところにあるんだな。古着屋さんならともかくとして、個人のみんなはこういう買い方を真似しないでお気に入りの一枚を大切に探してください。『高くなるから』ではなく『好きだから』買うものであってほしいと思います」と、桑原の“爆買い”に拒否反応を示していた。
「そして、とうとう桑原はその“古着屋さん”になってしまったんです。バンド脱退を発表した直後に開設した新たなインスタアカウントには大量のヴィンテージシャツが並べられ、リンク先にあるネット通販サイトでは、高いモノで1枚16万円という価格が設定されています。20年以上も連れ添った仲間から離れ、新たなキャリアがシャツの高額転売となったことにはファンや世間から『桑原が親友を捨ててやりたかったことはこれなの?』『マジで転売ヤー的な値段の上げ方』『嫌な商売始めたねぇ』などと否定的な反応や、『古着屋さんなんだから仕入れて高く売るのは普通のこと』だとして擁護する声もあります。ただ、長年にわたってRADWIMPSを応援し、不倫による活動休止中にも桑原の復帰を信じて待ち続けたファンがシラけムードになってしまうのは仕方ないかもしれません」(テレビ誌ライター)
ちなみに、当の桑原は10月19日のXから「僕の事は転売ヤーでも不倫ゴリラとか何と言っても構わないですが古着屋さんの事は悪く言わないでほしいです!」と投稿しているが、ファンが軽蔑しているのは「古着屋さん」としての職業ではなく、そこに至るまでの桑原の“不義理な経緯”にあるだろう。
親友の野田にとってもモヤモヤが残る桑原の“転身”だったと言えそうだ。
(木村慎吾)