芸人同士の“バチバチな関係”を終わらせたのはお笑いコンビ・品川庄司の品川祐なのかもしれない。少なくとも、おぎやはぎ(矢作兼、小木博明)や劇団ひとりが最後に目撃した“アグレッシブ芸人”は品川だと振り返っている。
11月3日放送のテレビ東京系「ゴッドタン」では、自分の出世に邪魔だと思う芸人について語られた。あまり周囲とせめぎ合うタイプではなかったというおぎやはぎには「ライバルがいなかった」ようで、劇団ひとりも2人には「バチバチ感は本当になかった」と証言した。
小木によると、バチバチだったのは「俺らのちょっと上までだった」とのこと。だが矢作は「吉本はあったよ。吉本は品川君がバンバンかき乱してた」と品川庄司・品川の暴れっぷりに言及。これに劇団ひとりは「びっくりしたもん。品川君が東京のライブに来た時のスタンスを見て。あぁ…こんな感じでやってんだ、吉本の人はって」と振り返り、他の芸人への“圧”が凄まじかったという。
続けて、「我々はそんなに“前に前に”みたいな空気がなかったから。品川庄司がガッと出てきた時に、なんか品がないなぁ…と思って」と品川のアグレッシブな姿勢に引いてしまったとぶっちゃけている。
「他の芸人を押し退けてまで自分の時間にする品川のぐいぐい攻める芸風については、過去にダウンタウン・松本人志から『ハイエナ芸人』『あの子は野蛮』と評されたこともあります。これが結果的に“元祖嫌われ芸人”として悪名を轟かせることになり、2007年放送の『アメトーーク!』(テレビ朝日系)では有吉弘行から『おしゃべりクソ野郎』と命名されました。また、芸人だけでなくスタッフからも評判が悪かったようで、品川がテレビから映画や執筆業へと主戦場を移したのも、それが原因だったと言われています」(テレビ誌ライター)
南海キャンディーズ・山里亮太は2011年2月放送のラジオで、過去に品川からいじめを受けていたと暴露し、大きな騒動となった。現在は随分まるくなったという品川だが、平成のお笑い界で最もギラギラしていたことは間違いないだろう。
(木村慎吾)