永野芽郁との不倫疑惑を報じられた田中圭の地上波出演に、ネットがザワついた。2人は「週刊文春」で2週にわたって報じられたことで、永野は契約していた大手全9社のCMを取り下げられ、ラジオ番組「永野芽郁のオールナイトニッポンＸ（クロス）」（ニッポン放送）は終了。来年のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟！」も降板した。田中も、広告キャラクターを務めていた花王がバナーを削除。上演中の主演舞台「陽気な幽霊」は福岡で6月15日に千秋楽を迎え、6月29日に三谷幸喜脚本・監督の「おい、太宰」（WOWOW）が放送されるが、以降は表立った活動が未発表だ。
この間、俳優仲間は口裏を合わせるようにこの一件をスルーしてきたが、5月21日に放送された「千鳥かまいたちゴールデンアワー」（日本テレビ系）に田中がゲスト出演。すでに収録済みだった「持ち込みネタダービー女芸人SP」で、MCの千鳥・大悟の横で審査員を務めた。友近が持ち込んだ「マジメに踊ってダサい瞬間を楽しむダンス選手権」では全力ダンスを披露して、長年の舞台経験で培ったしなやかな動きを見せた。
一連の騒動後、このコーナーのオープニングだけを撮り直したという。大悟は、「いろいろあったやん。世の中今、それ知ってるやん。この状態であのダンスとコントは、おもろい」とフォロー。続けて、「ここは強めに頑張るというか、そうして（放送）していかんと。いつこんな4人（妻帯者の千鳥とかまいたち）もどうなるかわからん。その時のためにも“こういうのやっとったやないか”というのを作らんと」と自虐も忘れなかった。ノブも、「4人もこれ（不倫する可能性）があるんで」と自身たちを蔑んで、かまいたちは同意しながら爆笑した。
田中のテレビ出演に、Xでは「かたや大河降板なのに田中が出てる」「田中圭さん出てるけど大丈夫？」「のんきに踊ってる場合か」など、批判のポストが散見された。同番組のラストでは、中国・北京出身で現役東大院生のピン芸人・いぜんが、田中を巻き込んで、中国で10億人が笑った人気コントを披露。しかし、いぜんは5月14日にXで、同放送回がお蔵入りになったと思われるポストを投稿していた。
「実際に、日テレの会議では放送見送りが検討されたようです。しかし、女性芸人さんたちの頑張りを尊重して、批判覚悟で放送に踏み切ったといいます。このタイミングで田中さんが見せたのは、ダンスとこともあろうに“結婚コント”ですからね。SNSで批判の的になって当然です」（テレビ誌に寄稿するフリーライター）
偶然にも、永野が出演する日曜劇場「キャスター」（TBS系）と田中の舞台とドラマは6月いっぱいで終了する。これが見納めにならなければいいが…。
（北村ともこ）
