「背骨の弯曲異常も便秘と関わっているんですよ。腰骨はわずかに前側に反っている(のが正常)。この反った状態から丸まったり、また反ったりという運動ができることによって血流が良くなるし、リンパの流れも良くなって、結果、代謝が良くなるから便秘が改善するんです」
理学療法士でYouTuberの山内義弘氏が、6月15日付で自身のYouTubeチャンネル「腰痛・肩こり駆け込み寺【山内義弘】」を更新。「魔法の宿便剥がし」と題して解説した。
山内氏によると、腰骨が反りすぎて固まっている、もしくは真っすぐになって固まっている(ストレート化している)と、便秘になりやすいという。それを改善するために、画期的なエクササイズを紹介した。
まずは背骨の状態を確認するために、山内氏が名付けた「宿便排出ダンス」ができるかどうかを試す。
足を肩幅ほどに開いて立ち、腰骨を中心に背骨を「反る→丸める→反る→丸める」をゆっくり交互に繰り返す。この運動がスムーズにできるかどうかをチェックする。
「丸める動きが難しい」と感じる人は「反り過ぎ」が原因の可能性がある。この場合は、椅子に座って腰骨を軽く反らせた状態から、骨盤の前側にある筋肉(腹横筋)を左右交互に軽くチョップしながら腰を丸めることを何度か繰り返す。チョップすると筋肉がはたらきやすいのだそうだ。
「反る動きが難しい」と感じる人は「腰のストレート化」が進んでいる可能性がある。こちらも椅子に座った状態から今度は腰を丸め、膝のお皿の下あたりを左右交互に軽くチョップしながら腰を反らせていく。膝下をチョップすることによって、背骨を反らせる筋肉(多裂筋)にアプローチできるという。
これらの“チョップ動作”を試したあとに「宿便排出ダンス」を改めて行ってみると、山内氏は「めちゃくちゃ動きやすい」と笑顔でコメント。スタッフも「さっきと全然(動きが)違いますね」と驚きの声をあげた。
視聴者からも「チョップしている最中にお腹がぐるぐる鳴りだしました」という喜びのコメントが寄せられている。
頑固な便秘に悩む方は、食生活改善とともに、気軽にできるこの“チョップエクササイズ”を取り入れてみてはどうだろうか。
(所ひで/YouTubeライター)