「明石家サンタ」放送見送りは“事実上の終了”か…「時代に合わなくなった」決定的理由
クリスマスの風物詩として親しまれてきた「明石家サンタの史上最大のクリスマスプレゼントショー」(フジテレビ系)が、今年は放送されないことが明らかになった。
明石家さんまと八木亜希子の軽妙な掛け合いと、面白い不幸話を披露した視聴者に賞品が当たるというシンプルな構成で人気を集めていた同番組。1990年に第一回が放送されてから初となる休止に、ネット上では「年末の楽しみが消えた」「寂しすぎる」と惜しむ声があふれている。
11月29日深夜放送のラジオ番組「ヤングタウン土曜日」(MBSラジオ)に出演したさんまは、同番組に放送休止について「フジテレビさんの諸事情でできない」と発言。中居正広氏の性加害事案に端を発した「フジテレビ問題」を踏まえて「不幸な話」をテーマとした番組を同局が避けているとの見解を示したのだった。
「業界内では2月頃から『今年は明石家サンタを放送しないらしい』という話が出回っていました。例年は11月前半に番組公式サイトが更新され、不幸エピソードの募集がスタートするのですが、それもなかった。もっとも、不幸を笑い話にするという番組の構成が問題視されただけではなく、豪華商品を提供するスポンサー企業が集まらなかったのも見送りの背景にあるようです」(テレビ関係者)
かわって12月24日深夜に放送されるのが「さんまのお笑い向上委員会」の生特番だ。前出のテレビ関係者は「おそらく来年以降も『向上委員会』がクリスマスの定番となる可能性は高い。すでに『明石家サンタ』は事実上の終了と見ていいのではないか」と指摘する。
「年々コンプライアンスが厳しくなり、不規則発言の可能性がある一般人参加型の形式が時代に合わなくなってしまった。かといって、芸能人ばかりを出すと面白さに欠けてしまうというジレンマもあります。今年でさんまが70歳、八木も還暦となった。いいタイミングでの幕引きではないでしょうか」(前出・テレビ関係者)
日本のクリスマスを盛り上げた名物番組であった。
(塚原真弓)
