今日の疲れはその日にリセット!疲労を翌日に持ち越さないためにできること
仕事や家事、育児に追われる毎日の中で「週末まで疲れを引きずりたくない」「朝はもっとスッキリ目覚めたい」と悩んでいませんか? 次のように夜の過ごし方を工夫して、疲労を効率よくリセットしましょう。
疲労回復に欠かせない「ゴールデン栄養素」といえばタンパク質とビタミンB群。夕食時には、肉や魚、卵、大豆製品などでタンパク質をしっかり補給しましょう。また、豚肉などに豊富なビタミンB1は、疲労物質を分解してエネルギーを効率よく作り出すのをサポートしてくれるので積極的に摂取しましょう。食事の工夫で体の回復スピードを早めてくださいね。

疲労回復の基本は睡眠ですが、“寝付く前の体温”が重要です。人は「深部体温」(体の中心部の温度)が下がるときに眠気を感じます。そのため、就寝する90~120分前までに少し熱めの湯船(40℃前後)に10~15分浸かるのがオススメです。入浴で一時的に深部体温を上げると、その後体温が降下し始めてスムーズな入眠と深い眠りを促すことができます。

1日の疲れの多くは情報過多による脳の疲労です。寝る直前までスマートフォンやPCを見ていると、脳は興奮状態から抜け出せません。そのため、寝る1時間前くらいからはスマートフォン、タブレット、テレビの画面を見るのをやめましょう。デジタル機器から離れ、読書やストレッチなどの穏やかな活動に切り替えると、興奮した脳を鎮めて質の高い休息を取りやすくなりますよ。

毎日を“疲れ知らずの体”でスタートさせるには、夜の過ごし方を整えることが大切です。必要な栄養素を摂って早めにお風呂で温まり、心も体もリラックスモードで過ごすことで心身の疲労回復を促してくださいね。
(Nao Kiyota)
