【キノコの効能①】節約&腸の大掃除ができる「キノコ鍋」はダイエットの強い味方でもあった!
冬も間近なのにとまらない食欲。厚着になって脂肪も隠せるようになるからか、この時期のボディメイクに気が緩んできてはいませんか? ここからの忘年会シーズンに向けてしっかりセーブすべく、財布に優しくお腹も満たされるダイエットメニューのご紹介です!
キノコは栽培もされているので年中スーパーに並ぶイメージですが、松茸が秋の味覚の代表であるように本来は秋が旬であることが多いです。“旬のもの=体が欲している栄養”を持っていることが多く、かつたくさん穫れるので“財布にも優しい”という、一石二鳥の食材が「キノコ」なんです。
キノコのよいところは、まず食物繊維が豊富であること。食物繊維はいい便を作るのに欠かせません。腸の老廃物をからめて一緒に排出してくれるので腸のお掃除になります。とくに、キノコ類や海藻に多く含まれる水溶性食物繊維のβグルカンという成分は免疫を上げる効果があり、一時期高級サプリメントでも爆発的な大ブームとなりました。もちろん、今も安定して人気です。
他にも、免疫アップで大注目のビタミンDも豊富に含みます。ビタミンD2はカルシウムの吸収をよくしますが、これはキノコからしか摂取できません。脂肪や糖質の代謝に必要なビタミンB群も備えています。
カリウムも含むので水分代謝を上げてむくみにくくしてくれますし、なによりも脂質がなく低カロリー。それでいていいお出汁が出るので薄味でもその旨味で満足感を得やすく、ダイエットにぴったりです。
キノコの中でも、エノキがビタミンB1、エリンギがビタミンDなど、それぞれ多く含んでいる栄養素がちょっとずつ異なります。そのため、1種類だけではなくいろんなキノコをまとめて取ることができる「キノコ鍋」がとてもオススメです。
キノコは旨味成分もしっかり含んでいるので、鍋の具材としてたくさん入れるとより味に深みが増します。ただし、キノコは栄養成分が水に溶け出しやすいので、昆布出汁などと一緒に煮込みましょう。ミネラル量も多くなってよりむくみにも効きます。一番てっとり早くたくさんキノコを食べることができる鍋は、シンプルに塩やお醤油味でも、豆乳ベースや辛みを入れた火鍋風でも美味しいですよ。
食べ過ぎた日の翌日の“調整ごはん”にも向いているので、ぜひキノコ鍋を試してみてくださいね。
(安藤 恵美)
