「あざとくて何が悪いの?」9月終了!人気番組が直面した「今の時代に必要とされない」シビアな現実
テレビ朝日系の人気バラエティ「あざとくて何が悪いの?」が、9月24日の放送をもって終了する。
同番組は2019年9月に単発特番として誕生。南海キャンディーズ・山里亮太、田中みな実、弘中綾香アナが、男女の“あざとい言動”を語り合う内容が反響を呼び、2020年10月にレギュラー化された。
2023年9月に田中と弘中アナが卒業し、翌10月から鈴木愛理が山里の新たな相棒に。最終回には田中と弘中アナも戻り、新旧MCが約6年の歴史を締めくくる。
ネット上では終了を惜しむ声が相次いでいるが、なぜ人気番組が幕を下ろすのか。
テレビ関係者は「一定の支持層こそいますが、今では“あざとさ”というテーマが時代に必要とされなくなったのでしょう」と指摘する。
時代は「あざとくて当たり前」に…
このテレビ関係者が続ける。
「スタート当初は、計算して男性に好かれようとする女性を“あざとい女”と批判する風潮がまだ強かった。番組はそこへ『戦略的に振る舞って何が悪い』と逆張りし、あざとさを肯定的な武器として捉えました。ここに『あざとくて-』の新しさがあったように感じます」
ところが現在は、SNSなどで自分を魅力的に演出することが至極当然のことになってしまった。
「あざとさは特別な技術ではなく、誰もが使う自己演出になっている。その一方、若い世代では、異性を落として結婚することだけが幸せではないとの価値観も広がっている。LGBTQ+への理解や生き方の多様化が進む中、“女性が男性を落とすテクニック”という固定的な男女像に、窮屈さを感じる人も増えたのではないか。今は『あざとくて当たり前』であると同時に、『あざとく振る舞いたくない』という価値観も広がっているのではないでしょうか」(前出・テレビ関係者)
時代を先取りしたバラエティ番組が幕を閉じる。
(塚原真弓)
