芸能
2026/08/27 17:00
【Tokyo middle 30】はなぜ苦戦した?「のん主演」を仲里依紗に変えたリメイクのジレンマ
芸能
2026/08/27 17:00
女優の仲里依紗が主演を務めるフジテレビ系ドラマ「Tokyo middle 30」が苦戦している。8月19日放送の第5話は世帯平均視聴率2.8%、個人視聴率1.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と低迷。放送前には、のんや深川麻衣らの出演も話題を集めたが、注目度を数字につなげられないまま推移している。
同作は、中国でヒットした「30女の思うこと〜上海女子物語〜」を原作に、舞台を東京へ移した日本版。主人公たちの年齢も30歳から35歳に変更され、現代の東京で生きる女性たちの仕事や恋愛、家庭などが描かれている。
低迷の理由について、テレビ誌記者は「キャストの演技が悪いわけではない」としたうえで、演出面の問題をこう指摘する。
「全体的な演出がどこか平成的で、スタイリッシュに見せようとしている部分も、現在の感覚からすると古く感じられてしまいます。35歳女性のリアルな悩みを描こうとしているのに、映像や演出の雰囲気が浮いてしまい、視聴者が“共感性羞恥”を覚えるような場面も少なくありません。そこから離脱した人も多かったのではないでしょうか」
「ずれてしまった」重心
さらに注目されているのが、原作からの大幅なキャスティング変更だ。特に、のんが演じる山地遥の扱いが大きく変わったことが、物語のバランスに影響したとの見方がある。
「原作で実質的な中心人物だったのは、アパレル店員のマンニーです。日本版では、のんさん演じる山地遥にあたります。ところが日本版では、専業主婦役の仲さんを主演に据え、のんさんを脇に置く形になった。リメイクにあたって日本の視聴者に合わせた変更が必要だったのでしょうが、のんさんは独立騒動以降、地上波から遠ざかっていましたから、いきなり主演に復帰するのが難しい事情もあったのかもしれません。いずれにせよ、本来ストーリーを引っ張るべき人物と作品全体の重心がずれてしまった印象があります」(テレビ誌ライター)
ともあれ、作品の不振が仲本人の評価に直結する可能性は低いという。
「仲は昨年大手事務所から独立し、現在は個人事務所で活動。制作側にとってギャラを含めた条件を相談しやすく、オファーを出しやすい存在になっています。また、YouTubeでは20代から40代の女性を中心に支持を集め、夫の中尾明慶との共演などを通じて高い好感度も維持しています。たとえ、今作の数字が悪かったとしてもダメージは少ないでしょう」(テレビ関係者)
リメイク作品では、日本市場に合わせた大胆なアレンジが求められる。一方で、原作の魅力を支えていた人物設定や物語の軸まで変更すれば、作品そのもののバランスを崩しかねない。「Tokyo middle 30」の苦戦は、まさにそのジレンマを浮き彫りにした結果と言えそうだ。
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