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2026/08/23 17:00

法務省が「ラヴ上等」コラボを撤回!決定打となった「人に火をつけた」発言をめぐる「深刻度」

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2026/08/23 17:00

 法務省が8月21日、Netflixの恋愛リアリティーショー「ラヴ上等」シーズン2とのタイアップを取りやめると発表した。

 同作は、過去に非行や犯罪に関わった経験を持つ男女が共同生活を送り、恋愛や友情を通じて自分自身と向き合う番組。8月4日から全10話の配信が始まり、翌8月5日に法務省保護局は番組とのコラボを発表。「更生上等!!」「立ち直りって、ラヴだ」と記したポスター約2000枚を制作し、全国の保護観察所などで掲示していた。

 番組で描かれる出演者の成長が、更生保護の掲げる「人は変われる。一緒なら。」というメッセージに通じると判断。「本作品をきっかけに広く『更生保護』の取り組みを知っていただきたい」と説明していた。

 ところがSNSでは、「犯罪を美化している」「被害者への配慮が足りない」と猛批判が噴出。法務省は、犯罪被害者が不快感や割り切れない思いを抱くのではないかとの声を受け、「当初のタイアップの意図を全うすることが難しい状況」として、わずか約2週間で方針を撤回したのだった。

「被害者が存在する行為」を「公認する形」に…

 テレビ関係者が語る。

「取りやめの決定打となったのは、出演者が過去を振り返って『人に火をつけた』と話す場面が切り抜かれ、拡散されたことでしょう。直後には後悔も口にしていましたが、その前後を知らない人には、生命に関わる行為を武勇伝のように語っていると映ってしまうのは当然です」

 犯罪や非行から立ち直ろうとする姿を伝えること自体に問題があるわけではない。

「更生は社会にとって必要です。ただ、被害者が存在する行為を具体的に語る場面をエンタメとして残し、その作品を法務省が公認する形になれば反発が起きるのは当然の流れでしょう。法務省は完成した番組を事前に確認していたというのですから、被害者側の受け止め方をあらゆる可能性を含めて想定できなかったのか。そこが最も深刻ですよ」(前出・テレビ関係者)

 更生を訴えるはずの企画が、被害者への想像力を問われる結果となってしまった。

(塚原真弓)

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