2012年にEXILEのリーダーHIROと結婚し、8月19日に第1子となる女児を無事出産した上戸彩が、今月14日に30歳の誕生日を迎えた。幸せなのはプライベートだけでなく、「CM好感度ランキング」では12年度から14年度、女性部門2年連続1位と、仕事も絶好調といったところだ。
しかし、1999年にアイドルユニット「Z-1」の一員としてデビューしてから16年間、ずっと順風満帆というわけではなかった。
上戸は01年から放送された「3年B組金八先生」で、性同一性障害に悩む思春期の少女という難役を見事に演じ注目された。その後、「渡る世間は鬼ばかり」や「高校教師」などに出演し、03年には「ひと夏のパパへ」で初主演するも平均視聴率は5.6%と惨敗。その後も何作か主役に抜擢されたが大ヒットとはならず、業界では「上戸主演では高視聴率は望めない」とまで言われるようになったのだ。
そんななか、07年から始まった携帯電話のCM「白戸家」が大人気となる。
「業界では『上戸の代表作は白戸家』とまで囁かれるほど、ドラマの評価はイマイチでした」(芸能ジャーナリスト)
ところが、12年に公開された映画「テルマエ・ロマエ」は、この年の興行収入第2位の大ヒット。翌13年の「半沢直樹」は平均視聴率28.7%の好成績をマーク。さらに14年の「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」では“昼顔妻”なる社会現象まで巻き起こし、女優として再評価されたのだ。
この頃、上戸にどんな変化があったのだろうか。芸能ジャーナリストは「HIROとの恋愛が上戸を成長させた」と話す。
「以前の上戸は付き合い下手で、いつも撮影現場では1人で携帯をいじっているような“おこちゃま”でした。ところがHIROと交際してからは大人の女性としても、女優としても大きく成長したと思います」
そんな上戸もいまでは一児の母。さらなる成長をした上戸は、今後どんな演技を見せてくれるのか、ますます楽しみだ。
(李井杏子)