漫画原作の実写映画化が止まらない。昨年公開された邦画全581本のうち漫画原作は32本。それ自体は驚くような数字ではない。しかし興行収入10億円以上となった邦画は漫画原作が13本でその他は25本。この結果を見れば、漫画原作の実写映画化が流行る理由もわかるというもので、この時流に乗るかのように、「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の人気ギャグ漫画「斉木楠雄のΨ難」(さいなん)の実写映画化作品が10月21日に公開されることが発表された。
それに先立ち一部キャラクタービジュアルが公開。映画だけでなくドラマやCMでも引っ張りだこの山崎賢人が主役の「世界を滅ぼすことができるほどのとんでもない超能力を持ちながらも普通の生活を望む高校生」斉木楠雄を演じるのだが、この“見た目”が波紋を呼んでいる。ピンク色の髪にミントグリーンの詰襟を着用した山崎は、確かに原作通りのビジュアルではあるのだが‥‥。
「山崎のファンからは驚きの声が上がっています。山崎は制服が似合う俳優の1人ですが、女性ファンが見たいのは正統派の黒い詰襟や紺のブレザー姿。ただ、所属事務所は山崎にコメディも演じられる役者になってほしいそうで、ドラマ『勇者ヨシヒコ』シリーズや漫画原作の実写映画化『銀魂』で有名な福田雄一監督が手がける今回の映画に大いに期待していると聞いています」(映画製作関係者)
ファンに与えた違和感が、山崎賢人の“災難”とならなければよいが。