米女優のスーザン・サランドン(70)が80歳になったときに、女性主義の性ビデオを制作することを計画しているそうだ。オンライン上の行為映像を視聴し、そこから男女の行為のアイデアを得ている人々がいることを心配するスーザンは、本当の情事について語る作品を作ることを考えているのだと語っている。
「たくさんの若い人たちは彼らの携帯電話の中に全てを持っていて、彼らは行為を行う時に男として、また女としてどのように振る舞うべきかの参考としてネット映像を見ていることを私は心配しているの」「それらのビデオはとても暴力的で興味深いものではないわ。性的特徴を与えられ、それらの奇妙な定義に従わなければならないことになるなんて心配よ」
映画「テルマ&ルイーズ」に主演し女性主義の意見を持つたスーザンだが、女性がやることすべてをサポートしなければならないという意味ではないとグラツィア誌のインタビューの中でこう続けている。
「女性監督がたくさんいるからって、彼女たちすべてが素晴らしいというわけではないわ。女性だからという理由で私は全てをサポートするというわけではない。それは女性に対して恩着せがましいだけ」「本当の平等は女性に対しても男性に対してもろくでなしだなと思えることよ」
スーザンは9月29日より日本放送開始となるドラマ「フュード/確執 ベティvsジョーン」の中でジェシカ・ラング演じるジョーン・クロフォードの天敵、ベティ・デイヴィス役を演じている。同ドラマは、2人の大女優の壮絶なバトルを描く作品なのだが、スーザン本人はこのストーリーのように他の人と敵対したことはないそうだ。
「私よりも年上の人達は今でも権力の基盤は男性にあると思っていて、女性とではなくて男性と団結しようとするのよ」「そういう人たちはときに攻撃的に女性に敵対心を持つこともある。でも私はそんな人たちに敵視されたことはないけど」
さらにスーザンは名声や成功を手に入れるために、女性は女性同士で戦う必要はなく、むしろ協力的し合うべきだといい「私が知っているパワフルな女性達はみんなお互いにサポートし合っているわ」と語っている。