「この、ハゲーっ!」「違うだろーっ!」など、秘書への暴言が明らかになった豊田真由子衆議院議員。この蛮行が発覚した今年6月からは、入院加療中により雲隠れしていたが、「文藝春秋」10月号で現在の心境を語った。
冒頭、豊田議員は、暴言を浴びせた秘書に対し「大変なご迷惑をおかけいたしました。心より深くお詫び申し上げます」と謝罪。取材を受けた理由については「報道されている内容について、事実と異なることが非常に多く含まれているからです。(中略)私のしたことは決して許されることではありません。ただ、これまでご説明できなかった、本当のことを知っていただきたい」と話し、今後については「国のため地元のため、引き続き、必死で働き続けることで、償っていきたい」と、辞職の意思がないと明言した。
これに対し社会部記者は「国から報酬を受けている議員なのに、一マスコミだけに話をするのはおかしい」と憤る。
「雲隠れしているところで偶然、直撃取材されたのならわかるが、一媒体にのみ話をするというのは、公人としていかがなものか。豊田議員は入院加療を理由に、議会も欠席している。それでも歳費は支払われているんです。取材を受けられる状態ならば、豊田議員は、全マスコミに向けて会見を開くべきだったと思います」
「文藝春秋」では、秘書のA氏に対して“平気で嘘をつく人”“支援者との信頼関係を損ねるようなミスを連発していた”と反論し、暴言を吐いたのは、明らかになったあの1度きりと弁明している。
しかし、「お前の娘がさ、通り魔に襲われてさ、死んだと。いや犯すつもりはなかったんです。合意の上で、殺すつもりはなかったんですと。腹立たない?」などの暴言が、初めて叱責した場で出るものだろうか?