KAT-TUNの亀梨和也が来年1月期の連続ドラマ「FINAL CUT」（フジテレビ系）に主演することが分かった。自死した母の無念を晴らすためにリベンジに燃えるという役柄で、06年の「サプリ」以来、11年ぶりのフジテレビドラマとなる。
本作での亀梨は「これがあなたのファイナルカットです」との決め台詞とともに、公開することで相手の人生が終わる映像“ファイナルカット”を突きつけるというもの。ところが、亀梨のファンからは「黒歴史を作るな！」との批判が寄せられているという。テレビ誌のライターが指摘する。
「なにしろほとんどのドラマが爆死続きのフジテレビですから、亀梨のドラマも低視聴率に終わるとの危機感がファンの間で高まっているようです。そして決め台詞のトホホ感も難点。MACのPCを使っている人には『ファイナルカット』という動画ソフトがおなじみで、『これじゃアップルストアのジーニアス（専門知識を持つスタッフ）だよ』という批判すら聞こえてくる始末です」
一方で今回の亀梨起用に関しては、別の観点からフジテレビを批判する声もあるようだ。
「亀梨は『神の雫』『妖怪人間ベム』『怪盗 山猫』『ボク、運命の人です。』など日本テレビでの主演ドラマが多く、俳優・亀梨は日本テレビが育てたも同然。そうやって他局が育てた人材を横からかっさらうように主役に据えた点が“仁義にもとる”と指摘されているのです」（前出・テレビ誌ライター）
ともあれ亀梨の演技力を無駄にしない作品作りが、フジテレビに強く望まれていることは確かなようだ。
（金田麻有）
