芸能
2026/09/07 10:30
【Tシャツが乾くまで】「共感も感動もない」蒼井優“咲子”も中島歩“樹生”も脚本家・生方美久氏も言っていた「最終回の行方」
芸能
2026/09/07 10:30
共感も感動もない―このドラマ「Tシャツが乾くまで」(TBS系)がスタートする前のインタビューで、脚本家の生方美久氏も、主演の蒼井優も、相手役の中島歩も、声をそろえてそう言っていたことが思い出された9月4日放送の第9話。咲子(蒼井)には4回の離婚歴があり、イノッチこと井ノ原快彦演じる橋爪篤彦は、咲子が22歳の時に結婚した最初の夫だった。咲子からプロポーズして篤彦(井ノ原)から別れを切り出されたことはわかったが、詳細は何も描かれなかった。咲子のかつての夫たちは、職業だけは明かされたものの、彼らとあったはずの「ドラマ」は何も描かれず、離婚歴は咲子が所持していた過去の「穴あき運転免許証」で事実のみが視聴者には伝えられた。
自分が知っている連ドラ史上、これほど「ハシゴを外された感」のあるドラマは初めてだ。怒りを通り越して笑ってしまったのは、おそらく私だけではないことだろう。うんうん。「共感も感動もない」とはこのことだったんだねと、妙に納得してしまった。あるはずの「ドラマ」を描かない連ドラは、実に斬新で画期的なのかもー、と亡くなったあずさ(夏帆)の口調で声に出してしまった。
このまま結婚生活を続けていく可能性も…
第9話のラストで咲子は充(松山ケンイチ)に離婚を切り出していたが、失踪癖のある充と離婚歴4回の咲子は、次週の最終回で離婚するだろうと思っている。充と咲子が住む家の洗濯機のフィルターには穴が開いていて、それを繕う気配はなかったし、新しいフィルターのストックもなさそうな事実がラストで伝えられたからだ。しかし今作は、予想の斜め上を行く展開が繰り広げられているので、「失踪癖のある充と離婚歴4回の咲子」がこのまま結婚生活を続けていく可能性も感じている。本音を言えば、咲子に翻弄された樹生(中島)を完全に「蚊帳の外」に置き去りにして、充と咲子には常軌を逸脱した「トンチキ夫婦」を究めてもらいたい。
(森山いま)
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