芸能
2026/09/02 07:30
【Tシャツが乾くまで】松山ケンイチ“充”は「大人の愛着障害・回避型」つまり「エヴァ」の碇シンジではないのか
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2026/09/02 07:30
8月21日放送の第7話から、何だかおかしな流れを感じていたが、28日放送の第8話を見て頭を抱えてしまったドラマ「Tシャツが乾くまで」(TBS系)。自分は平気で1年間も失踪していたくせに、目覚めて咲子(蒼井優)がいなかったことに慌てふためき、あげくに咲子の友人知人たちを自分が経営するカフェに呼び出し、探偵のごとく「さっちゃんはどんな人だったか」を聞き出そうとする充(松山ケンイチ)に、大人の愛着障害・回避型を抱えている設定なんだろうなと思った。
自分の周囲には大人の愛着障害を抱えている人が割と多く、共通しているのが「自分がされてイヤなことを他人にする」ことだ。充の「失踪」に対する免疫のなさは、明らかに愛着に問題を抱えているからこそ。自分は平気で1年間も失踪していたくせに、咲子が一晩帰ってこなかっただけで大騒ぎをしているんだなと、わかったような顔をしながら見てしまった。簡単に言えば、自分勝手なのだ。そのことに充本人は気付いていない。
失踪の理由は充なりの「最適な距離探し」か
アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」(テレビ東京系)第4話では、「ハリネズミのジレンマ」として紹介されたが、2匹のハリネズミ(ヤマアラシ)が、お互いに身を寄せ合って温め合おうとするも、近づきすぎると全身の針がお互いに刺さり、傷つけたり傷ついてしまい、かといって離れると今度は凍えてしまう。2匹は近づいたり離れたりを繰り返し、最終的にはお互いに傷つき傷つけ合わず、暖もとれる最適な距離を見つけるといった、ドイツの哲学者・ショーペンハウアーの寓話が紹介された。これは後に心理学者のフロイトや精神分析医のべラックが引用して人間関係における「ジレンマ」を解説したものだが、充の「失踪癖」はまさに、咲子との関係の「ジレンマ」を表しているように思う。両親に会いに行くのをやめたのも、あずさ(夏帆)だけを長野行きのバスに乗せて自分は降りたのも、充なりの「最適な距離探し」だったのではないだろうか。
充がネット上で酷評されているのを見ると心が痛む。自分くらい充の自分勝手を許してもいいじゃないかと思ってしまう。ガンバレ、充を演じている松山ケンイチ!
(森山いま)
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