7月31日深夜放送「関ジャニ∞のあとはご自由に」(フジテレビ系)に出演した松本まりかが先輩女優から19歳の時に言われた言葉を今も守っていると明かし話題になっているようだ。
この日の番組終盤のトークコーナーで、「先輩から影響受けたことというのはいかがでしょう?」と村上信五から質問された松本は「ずっと守っていることが1つあって」と話し始めた。それによると、19歳の時に時代劇で共演した樹木希林さんから「あなたね、眉毛なんか整えちゃ駄目よ。自然なままでいなさい、女優は」と言われたというのだ。
その言葉を聞いた松本は「なんかわからないけど、これは本当のこと言っているって。『本当だ!』って思ったんです」と述懐。続けて「その時は(眉毛を整えることは)ファッションとしてかっこいいと思ってやっていたけど、それから一切、眉毛を整えるのをやめて。眉毛を抜いたり剃ったりすることはやめました」と告白。さらに村上から「そこから女優としての活動にずいぶん影響があったわけですか? 眉毛ひとつから」と聞かれた松本は、「自然体でいるっていうこと。繕わないで、ありのままの姿で勝負しなさい、みたいなことを言われたような気がしていまして」と言い、「人としての在り方、女優としての在り方っていうもの、本質を突かれている言葉だなっていうふうに感じて。だから若いながらに、なんか意味はわからないけどわかってしまう。やったほうがいい、信じていったほうがいいっていうふうに感じた、ゾクッとした体験」と話をまとめたのだ。
「実は樹木さんの一番弟子である浅田美代子も、16歳の時にドラマで共演した樹木さんから『眉毛をいじっては駄目』と言われた1人。樹木さんが2018年に75歳で他界され、その3年後に浅田が樹木さんとの思い出と青春の日々をつづったエッセイ『ひとりじめ』にもそのことが書かれているんです。浅田は松本と違い、当時は細眉が流行っていたこともあり、樹木さんから何度同じことを言われても聞く耳を持たなかったそう。樹木さんの長女・内田也哉子もまた、眉毛を整えることを許されなかったのだとか」(女性誌記者)
眉毛は「顔の額縁」と呼ばれ、その人が持つ個性的かつ魅力的な表情を作ってくれる大事なパーツ。松本や浅田といった女優だけでなく、樹木さんの言葉は誰にも当てはまる言葉ではないだろうか。