視聴率で苦戦を強いられている月9ドラマ「海月姫」(フジテレビ系)だが、回を追うごとに「意外とおもしろい」と高評価の声が聞こえ始めている。
主演を務める芳根京子の演技力の高さや容姿の可憐さはもちろんのこと、本物の女性よりも美しい女装と本来のイケメン姿が堪能できる瀬戸康史、髪の毛で顔を隠してはいるものの独特なオタク女子の演技が光る木南晴夏、松井玲奈、内田理央など、恋愛要素が少なめでコミカル要素が多く見どころがあり、マンガ原作であることから一部のドラマ好きの間では、06年10月期に放送されて大人気となった「のだめカンタービレ」(フジテレビ系)に匹敵するのではないかとの声まであがっているという。
「特に女性であることを武器に、手段を選ばず仕事を獲ってくるデベロッパー・稲荷翔子を演じている泉里香の吹っ切れた演技が、同性からの好感度アップにつながっているのだとか。これまで泉は“男ウケのいいモグラ女子”として女性からは敬遠される傾向にありましたが、なりふり構わず仕事を獲る稲荷というキャラクターを演じることで『実際の泉と稲荷のイメージが被って好きになってきた』『枕してそうな泉が枕する役を演じてることがナイス』など、妙な高評価を得ているそうです」(テレビ誌ライター)
理由はどうあれ、同性からの好感度を上げられたのなら、泉にとってこのドラマは「アタリ」と言っていいだろう。