元SMAPの稲垣吾郎が阪本順治監督の新作映画「半世界」に主演することがわかった。稲垣は39歳の炭焼き職人を演じ、同級生役に長谷川博己、渋川清彦、稲垣の妻役を池脇千鶴が務める。稲垣は「阪本順治監督作品の大ファンでしたので、とてもうれしく光栄に思います」と喜びを語った。メガホンをとる阪本監督は、昨年11月に放送された「72時間ホンネテレビ」(AmebaTV)にも出演していることから、水面下で映画の話が進んでいたようだ。
また、4月6日から2週間限定公開される稲垣、草なぎ剛、香取慎吾の映画「クソ野郎と美しき世界」では、4本のオムニバスで爆笑問題・太田光、園子温、山内ケンジ、児玉裕一の4氏が監督を務めている。新たな道を踏み出した彼らの支援者はどんどん増えているようだ。
その稲垣は退所後、今まで以上に自己管理を厳しくしている。かつて半同棲と報じられた起業家・ヒロくんと新鮮な野菜を求めて、知り合いの農家までわざわざ足を運んでいるという。偶然にもそこは、日本を代表する映画監督の思い出の地だったというから驚かされる。
「『君の名は。』の新海誠監督です。作中で、キレイな星空が描かれるシーンがあるのですが、これは新海監督が高校生の頃に地元の長野・佐久市で見た景色がモデルになっている。好きな女の子に告白したけどフラれてしまい、その女の子が自分の友人と交際していたことをあとで知るそうですが、その夜に見た空と星をスクリーンでよみがえらせたのです。その佐久市を稲垣はヒロくんと度々訪れていたのです」(芸能ライター)
稲垣が司会を務める「ゴロウ・デラックス」(TBS系)に新海監督がゲスト出演したときに発覚した、まさかの偶然。佐久市は、稲垣がヒロくんとゴルフをするためにしょっちゅう行く場所でもある。同市でヒロくんの会社がゴルフ場を所有しているため、稲垣はこの場所でゴルフを学び、腕をあげていったのだ。
「佐久市には、ヒロくんを介して出会った農家もいるので、新鮮な野菜を買うためにも訪れています。昨年も農家の人と一緒に収穫して、白菜、大根を採ったそう。その野菜を使ったレシピも、農家さん、ヒロくんから教えてもらい、稲垣は料理の腕まで上がったといいます。最近ではわさびのおいしさも知ったらしく、食べ終わった茎を、水が入ったコップに挿しておくなんてこともしているそうです」(前出・芸能ライター)
ちなみに稲垣は「君の名は。」を劇場で鑑賞している。名監督との不思議な縁に喜びもひとしおだったという。
(北村ともこ)