女優・篠原涼子が主演する映画「SUNNY 強い気持ち・強い愛」の映画音楽を、1月に引退を表明していた小室哲哉が手がけることが4月24日に明らかになった。
「この映画は、20年以上の時を経て再会した高校時代の仲良し女性グループ『SUNNY』の友情や絆を描く青春ストーリー。再結集のために奮闘する平凡な専業主婦の主人公・奈美を篠原涼子が演じています。篠原は、小室ファミリーの1人として94年『恋しさと せつなさと 心強さと』が大ヒット。今回は小室サウンドが音楽シーンを席巻した90年代が舞台。小室プロデュースの曲以外にも懐かしいヒット曲も甦るとあって、早くも話題を集めています」(音楽ライター)
小室哲哉と22年ぶりにタッグを組む篠原涼子は、「小室さんは撮影現場にも来てくださったのですが、お互いあの頃から風貌は変わったけど、中身は変わっていないね」と話した。小室自身も「最後の僕の映画音楽になります」と宣言。その上で当時を振り返り「最初に見かけたのは涼子ちゃんが16歳くらいのころ。輝いてくれてよかったと心から思っています」と、打ち明けている。
「今回のオファーを昨年3月に受けて以来、小室は1年かけて劇伴音楽24曲を完成させています。引退会見時に『すでに引き受けている仕事はある。自発的な音楽活動はしない』と語っていましたが、まさか水面下でこんなプロジェクトが動いていたとは。音楽プロデューサーとして何十年にも渡って君臨して来た小室哲哉にとって、今回の映画は最後を飾るにふさわしい作品と言えるでしょう」(スポーツ紙デスク)
しかも、篠原演じる主人公・奈美の若い頃を演じるのが、広瀬すず。期待は高まるばかりだ。
「役柄に合わせて広瀬も髪を明るめに染め、細眉で肌はほんのり小麦色。ミニスカにルーズソックス姿でコギャルに変身しています。広瀬自身も演じてみて『今を全力で楽しむというコギャルの心意気がとにかくすごくて、こんな風に女子高生が生きている時代があったことを知って、少しうらやましく思いました』と話しています」(前出・映画誌ライター)
映画「SUNNY 強い気持ち・強い愛」の公開は8月31日。小室哲哉がいた時代を目に焼き付けておくには、ふさわしい映画となりそうだ。
(窪田史朗)