小栗旬演じる花沢類が出演した5月1日放送第3話の9.6%をピークに、視聴率がジリジリと下降しているドラマ「花のち晴れ」(TBS系)。一部では、松本潤演じる道明寺司や花沢類といった「花より男子」に出演していた“F4”のメンバーが「ゲスト出演するかもしれないという期待感で視聴率を維持しているのでは」と揶揄する声まで聞こえてきている。
そんな向かい風を受ける中、ヒロイン・音を演じる杉咲花の父親の名前に関して、ネット上ではおもしろい現象が起きているようだ。
「杉咲の両親は離婚していて、現在杉咲は母親のチエ・カジウラと暮らしています。チエは94年10月から翌95年9月に放送されていた『マクロス7』(TBS系)のアニメに登場するバンド『Fire Bomber』のボーカルおよびヒロインであるミレーヌ・ジーナスの歌唱部分の吹き替えを担当していた現役歌手です。彼女のインスタグラムには杉咲と並ぶ写真もしばしば投稿されており『親子というより姉妹のように見える』と指摘する声が多いようです。
対する杉咲の父親は名曲『フレンズ』を生んだバンド『レベッカ』のギターを務めたのちにDIAMOND☆YUKAIらとバンド『RED WARRIORS(レッド・ウォーリアーズ)』を組んだギタリスト“シャケ”こと木暮武彦。木暮はチエと96年に結婚し、杉咲が3歳になった2000年に離婚しています。
『花のち晴れ』を語り合うネット掲示板ではたびたび杉咲の両親が話題なっているようですが、『マクロス7』『レベッカ』『シャケ』など謎めいた音感の固有名詞が数多く登場するため、10代20代の“杉咲世代”は理解困難に陥るらしく、それを40代50代の“杉咲の両親世代”が丁寧に説明していることが少なくないんです。この状況に『花のち~』の視聴者層の厚さと同時にネットにおける匿名性の利点を痛感せずにはいられません。親には杉咲の両親のことを質問しにくくても、ネットのみでつながっている知らない大人になら質問しやすいのでしょう」(音楽誌ライター)
素直でピュアな恋愛ドラマは年齢に関係なく好かれるようだ。