元衆議院議員としての意地とプライドが垣間見られた瞬間だった?
実業家で政治評論家の杉村太蔵が6月10日に放送された「サンデー・ジャポン」(TBS系)に出演し、世間を騒がせる“未成年飲酒騒動”について言及している。
NEWSの小山慶一郎と加藤シゲアキが、当時未成年だった女性を含む飲み会に参加し、さらにその女性に飲酒を煽るような言動が見られたことから、前者は活動休止、後者には厳重注意という処分がそれぞれ下されている。一部には、両名に対する世間からの風当たりが強すぎるのではないかとの指摘もあるが、杉村は「危機管理という言葉がある。危機管理ってのは想像力で、我々はいつ誰がどこで録音録画しているか分からない生活ですよ。いつ生中継されてもしょうがないって感覚を持っていないと(いけない)」とコメントし、表に出る人間としてストイックな心構えを持つ必要があると述べた。
杉村の同コメントに対し、スタジオのお笑い芸人サバンナの高橋茂雄らは「そこまで考えないといけないですか?」などと絶句。プライベートにおいても一定の緊張感を保たなければならない芸能人の実情を嘆いたが、視聴者からは杉村の“プロ意識”を讃える声が並んだ。
「かつて“小泉(純一郎)チルドレン”として一斉風靡し、多くの勘違い失言を連発して世間からバッシングを受けてきた元議員の杉村ならではのコメントだとして、『さすが多くの経験をしてきた元政治家は防御力も高い』『現役バリバリの吉本芸人よりもよっぽどタレントとしてのプロ意識が高いな』『そりゃサバンナレベルとは経験した修羅場の数が違うだろ』『杉村太蔵は色々あって自分に厳しくなったんだろう。ひと回りもふた回りも大きくなった感ある』といった反応が多く見られました。“いつ生中継されても…”というコメントからは、いかに杉村が普段から緊張感をキープしているかが如実に伝わりますね」(テレビ誌ライター)
衆議院議員時代には、「早く料亭というものを体験してみたい」「やっとBMWが買えますよ」などと発言し、日本中から途轍もないバッシングにさらされた杉村。過去の誤ちを繰り返さないよう、今では人気タレント以上にストイックな私生活を送っているのだろうか…場を賑わすだけの“口だけ”でないのならば、大したものだ。
(木村慎吾)