17年1月に「アパ不貞」が報道されてから仕事が減るどころか“いい仕事”が増え続けている袴田吉彦。不貞が発覚したその年の大みそかには「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 絶対に笑ってはいけないアメリカンポリス24時」(日本テレビ系)でブリーフを顔に被り、「月に数回ホテルで不貞をし、ポイントカードを貯め歩き、不貞相手に売られてしまった最強のだらしなさ! 不貞仮面・袴田!!」と登場し、共演していた原田龍二から「今年は忙しくなるぞ!」と肩を叩かれて退場したシーンは、そのあまりの清々しさが大きな話題となった。
これをきっかけに妻だったモデルの河中あいと同年9月に離婚。別れた河中もアパ不貞をネタにバラエティ番組に出演する袴田に対し「娘が理解する頃にもっと良い役者さんになっていてもらえればこれ程結果オーライなことはないです 頑張れパパ!!」とブログでエールを送ったことで、袴田はその後もアパ不貞をネタにバラエティ番組に出演。それだけでなく俳優としても、袴田にしかできない新しいポジションを確立した。
「袴田は今や、パッと登場するだけでプッと笑われて記憶に残る“おいしい俳優”へと変貌したと言えるでしょう。拘束時間の長いメインキャストより拘束時間は短いのに印象的な役柄を演じられるようになったということは、確実に“おいしい”ですからね。元妻からの支えとバラエティ番組出演時にダウンタウンの松本人志と浜田雅功から容赦のない“不貞イジリ”をさんざんされたことが、この“おいしい”ポジションを作ってくれたと言ってもいいのでは」(テレビ誌ライター)
6月11日放送の「コンフィデンスマンJP」(フジテレビ系)最終話でも、短時間しか出演していないのに記憶に残る“ヒゲの探偵”を演じた袴田。元妻の河中は娘に「パパはいい役者さんになったよ」と胸を張っていいのではないだろうか。