猛暑続きでバテぎみ…なんて人はいませんか。そんなとき、夏バテと簡単に思いがちですが、実はあることが原因で、夏バテのような疲労感を感じることがあるそうなんです。いったい、どういうことなのでしょうか。
医学博士の池谷敏郎さんによると、血糖値をコントロールできないと、夏バテのような疲労感を感じることになるのだとか。血糖値を急激に上昇させると、インスリンというホルモンが分泌されて血圧を下げますが、こうした一連の血糖値の乱高下が疲労感を引き起こすのだそうです。確かに、甘いものを一気に食べたとき、疲労感が襲ってくることがありますよね。この症状を「糖質バテ」というのだそうです。
糖質バテを防ぐためには、飲食に気をつけることが大事。池谷さんは、「糖質の多い清涼飲料水や、冷やし中華やそうめんなどの冷たい麺類に偏った食事をしないこと」と述べています。とはいえ、夏にそれらの食事は定番です。なので、どうしても食べたくなったら、食後血糖値の急上昇を抑える、大豆、納豆、まいたけなどをトッピングするといいようです。