2016年初頭に降ってわいたSMAPの解散報道。報道によると昨年末にはメンバー全員が今後の去就について決断を下していたという。解散に関する協議は半年以上に及んでおり、2015年はメンバーそれぞれが解散を覚悟した年だったことになる。
しかもメンバーの中居正広は、その2015年が解散を決断する年になることをテレビ番組で示唆していたというのだ。テレビ誌のライターが教えてくれた。
「2014年6月15日放送の『ワイドナB面』(フジテレビ系)に出演した中居は、松本人志から『SMAPはどうなっていくの、解散すんの?』と問われ、『アイドルって大体8年周期って言われてるんですね』との持論を披露しました。8年間続けていると、グループの様子が変わったり、解散したりすることもあると語っていたんですね」
そのSMAPが結成されたのは1988年で、番組放送時点では26年目。つまり中居の発言は、結成32年目を迎える2020年での解散を匂わせたと考えることができ、東京五輪の閉会式を花道に卒業という図式を想像したファンもいたことだろう。
だが、ジャニーズ所属のグループが、初シングル発売をもって正式デビューとする習わしは有名だ。SMAPのデビューシングルは1991年の「Can’t Stop!! -LOVING-」であり、そこを起点とすれば昨年は24年目。つまり8年周期の3周目だったわけである。
「この番組で中居は、何歳までやりたいかという質問に対して、『模索するんですよね。どうなっていくんだろうな自分たちって』と答えているんです。いま考えれば、まさに現在の状況を表している発言ですよね。おそらく2014年の段階ではすでに、SMAP解散の可能性を見据えていたんではないでしょうか」(前出・テレビ誌ライター)
この番組で中居は、SMAPの解散を明確に否定することはなかった。どうやら解散への流れはかなり以前から始まっていたようだ。
(金田麻有)