平昌五輪で五輪2連覇を果たしたフィギュアスケートの羽生結弦選手自身が監修した2017‐2018シーズンのSP曲「バラード1番」、FS曲「SEIMEI」がオルゴールになった。制作したのは音響機器や電子機器製造の日本電産サンキョー。2200円のお手ごろ価格から、高いもので4万5000円と、各曲3タイプのオルゴールを用意。10月11日に事前予約販売を始めたところ、3時間で予定した数が完売したという。
ガラス箱型、宝石箱型、ショッピングバッグ型の3タイプのケースに羽生選手の写真撮影で有名な能登直氏による昨シーズンの演技写真が印刷されているこのオルゴール。価格の違いはケースの違いと、音色を作り出す弁数の違い(18弁~30弁)による。
「羽生選手は、自身の演目で使用している曲のどの部分を使ったらいいかアドバイスしたそうです。オルゴールになっているのは、わずか11秒~26秒ですが、例えば『バラード1番』はまさに頭の、羽生選手がスタート位置について曲の冒頭を聞いてから滑り出す部分が選ばれています。『SEIMEI』はジャンプが全て終わり、圧巻のステップに入るクライマックスの部分です。オルゴールでこの部分を聞くことで、ファンなら間違いなく羽生選手の演技が思い浮かぶでしょうし、同時にSP、FSの両方がそろえば、羽生選手の2017‐2018シーズンのプログラム全体がイメージできるでしょう。どちらも名曲ですから、どの部分をとってもいいオルゴールになると思いますが、あえてその箇所を選んでいるところに、羽生選手の思い入れとプロデュース力を感じますね」(スポーツライター)
好評につき、同社は限定販売ではなく通常販売を決定。10月17日よりHPの通販サイトで販売されるという。
(芝公子)