相撲協会を退職したばかりの元貴乃花親方・花田光司氏が10月29日に放送されたバラエティ番組「しゃべくり007SP」(日本テレビ系)に出演。前週から平均視聴率2.5ポイントアップの15.2%と高視聴率を記録した。しかも、元貴乃花親方が石原さとみファンだということも明らかになり、SNSなどでは好感度がグッと上がっていることがわかった。
「退職後の初バラエティ出演とあって“何を語るのか”注目を集めていました。ところが本人の口から明かされたのは、騒動の真っ最中に動画配信サービス“Hulu”でドラマを一気観していたこと。これにはくりぃむしちゅーの有田哲平も『部屋にこもり関係者と密談しているとばかり思ったら、石原さとみを観てた…それは驚いた』とあんぐり。しかも、観ていたのが2016年放送の『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』や今年7月期の『高嶺の花』(共に日本テレビ系)という石原さとみ作品だったため、『石原さとみ好きなのか貴乃花さん』『貴乃花ただ石原さとみ好きなだけやん。笑うわ』などのコメントがSNSに多数上がりました」(芸能記者)
親方時代は“頑な”で“孤高の人”といったイメージが強かったが、お茶目でドラマ好きな素顔を垣間見せた花田光司氏。だが、これも“イメージ作り”の一つという意見もある。
「今回の番組出演を含め、妻である景子夫人の意向が働いているのは間違いありません。親方時代から貴乃花の取材の際は、景子夫人が後ろに控えサポートしてきました。今回、人気バラエティの10周年SPに出演して、視聴率アップに貢献。“貴乃花ブランド”の健在ぶりを改めて見せつける結果となりましたね」(放送作家)
元貴乃花親方が挙げたドラマはいずれも日本テレビ制作。そのあたりも元女子アナだった景子夫人の心配りと言えよう。また今回の「しゃべくり」出演は、花田氏の新たな人生への第一歩と捉える向きもある。
「番組内で今後について問われると、元貴乃花親方は『子供の教育とかに携わっていきたい』『相撲しか知らないもので、まったく新しい分野が思いつかない』と語っていました。また、ネプチューンのホリケンから『今一番、投げ飛ばしたい人は誰ですか?』と問われると、『自分ですかね』と悔しさもにじませていた。やはり、協会の圧力に屈し“退職”を選ばざるをえなかったことには、今でも忸怩たる思いがあるのでしょう」(スポーツ紙デスク)
政界進出はキッパリ否定していたが、今後バラエティ番組で協会へのリベンジを果たす可能性はありそうだ。
(窪田史朗)