沢村一樹主演ドラマ「刑事ゼロ」(テレビ朝日系)が1月10日にスタートし、平均視聴率は14.7%と好成績の発進となった。
凶悪連続殺人犯を追っていた刑事の時矢暦彦(沢村)は、犯人を確保するもビルから落下。奇跡的に一命を取り留め病院で目覚めたが、刑事として過ごした20年間の記憶が思い出せない。その代償として、鋭敏な“五感”と“洞察力”を手にする。そんな時矢の相棒として選ばれたのは、庶務課から配属された新人刑事の佐相智佳(瀧本美織)。佐相は、庶務課の頃から時矢を尊敬し心酔。彼が関わった事件すべての詳細を暗記していた。その佐相だけが、時矢の秘密=記憶喪失に気付き、サポート役となる──というストーリーだ。
「新人の佐相が、ベテランの時矢に上から目線で事件にかかわるやり取りは、刑事モノとして斬新です。クールな役柄の多い沢村ですが、今作では新人刑事の言いなりでコミカルな一面も見られます。視聴者からも『さすが、刑事モノのテレ朝。期待を裏切らない』と好評です」(テレビ誌ライター)
脚本は、「相棒」や「科捜研の女」(ともにテレビ朝日系)など数々のドラマを手がけてきた戸田山雅司。テレ朝の新たな看板ドラマとなりそうな予感だ。