3月31日放送の「世界の果てまでイッテQ！ 春の2時間SP」（日本テレビ系）で、出川哲朗が世界のVIPとレッドカーペットで2ショット撮影を狙う人気のコーナー「パパラッチ出川」が放送された。出川がハリウッドで開催された「第91回アカデミー賞授賞式」会場へ突撃したのだ。
得意のブロークンイングリッシュや積極的なコミュニケーションも、アカデミー賞の前ではなす術もなしかと思いきや、そこはさすが出川。アカデミー賞外国語映画賞などを受賞した「ROMA」に出演した女優のヤリッツァ・アパリシオ、そして2007年にアカデミー助演女優賞を受賞したティルダ・スウィントンなどとの2ショット撮影に成功。さらには、車で帰っていく監督賞受賞のスパイク・リーの車に追いつき、出川の声かけでリーが窓を開けてオスカー像を見せてくれるという予想外の展開もあったのだ。しかし、スパイク・リーとの好機は、本物のパパラッチたちの殺到により押し出され、出川は自身のカメラでの撮影に失敗。スタッフのカメラでなんとか2ショットに成功したのだが。
「出川の場合、失敗してもただでは転びませんからね。是枝裕和監督に英語で呼びかけ、目立つために柔道着を着用して、ジャパンを連呼して注意を惹きつけて振り向かせる悪戦苦闘も面白いと人気です。ただ今回、いただけない扮装演出もありました」（芸能ライター）
それは「ボヘミアン・ラプソディ」主演のラミ・マレックに突撃した時のこと。「ボヘミアン・ラプソディ」のパーティ会場前に駆けつけた出川の前に、ラミ・マレックが車を乗り付けると、すかさず出川が叫んだのだが、「クイーン」のつもりで叫んだのは、「キャイーン」だったのだ。さらに、注意をひくためにフレディ・マーキュリーらしくスタンドマイクとひげを用意されると、すぐさま身につけたのはいいのだが、自撮りして何度も「似ている」とご満悦の表情に。
「どう見ても似ていないですし、ラミ・マレックには全く届きませんでしたが、本人はなぜかすっかりその気に。クイーンファンや映画ファンを敵に回したかもしれません（笑）」（前出・芸能ライター）
ともあれ、できない英語を自信持って披露し、それでコミュニケーションが取れてしまうところもまた、出川の人気の秘密なのだろう。
（伊藤その子）
