いずれは着手しなければならなかった問題だったとはいえ、嵐のコンサートにおける“本人確認パニック”からまだ数日。途端に“正義のムチ”を振るうやり方にはファンからも「何でいまさら?」「今までやらなかった理由を言うべき」と、事務所サイドの強引な執行に我慢ならないという向きから怒号が飛び交ってしまっているようだ。
「ジャニーズ事務所が、『名義貸し』をしていることが発覚した『ジャニーズファミリークラブ』の会員宛に、強制退会通知を送付し始めたことで大パニックが起こっています。文面によれば、その会員がすでに購入しているコンサートチケットも入場権利を剥奪されるとのことで、実際に通知を受け取った会員が半べそ状態になってしまっているとのこと。というのも、ジャニーズの場合はコンサートチケットの“プラチナ化”から、お小遣い稼ぎのために他人に名義を貸す悪質な場合もありますが、家族への名義貸し、親友など友達に貸す場合も多いんです。つまり、全てが“悪意あるもの”というわけではないのです。しかし、このやり方を見ると、どれもこれもひっくるめて退会させるつもりかもしれません」(女性誌ライター)
突然のジャニーズ事務所の“本気”に、SNS上では「ざまあみろ」「やるのが当たり前」「泣いてるヤツはバカ」と、ファンをなじるコメントも多数投稿されており、ファンとアンチが入り乱れて大騒ぎになっている。
また、「これで欲しいと思う人にチケットが届けば」という、ピュアな気持ちで称賛するファンもいる傍ら、突然“リストラ通達”を始めた事務所のやり方に「さんざん名義を作らせておいて、それ?」「怖すぎっ!」「多数名義で儲けるだけ儲けたくせに…」「今さら正義ヅラするとか何様?」と、皮肉や批判も同時発生。「五輪前に健全アピールですか?」と、事務所の思惑が透けて見えると言わんばかりの声もあるようだ。
この騒動、すぐに治まりそうにないが、これまで不正が横行していた事実を鑑みれば、致し方ないことではあるだろう。所属タレントによる“黒い噂”が立ち上る私生活の管理も含め、一層の健全化に期待したい。
(山田ここ)