大みそかに放送される「第70回NHK紅白歌合戦」の出場歌手が11月14日に発表。ジャニーズ事務所からは初出場の「Kis-My-Ft2」を含む5組の出場が決まった。その一方で、昨年まで6年連続で出場していた「Sexy Zone」が落選しており、ファンの“セクラバ”たちを落胆させている。
だが、今回のSexy Zone落選には出来レースとの噂も浮上。NHKとジャニーズ事務所のあいだに密約が交わされているとの見方もあるようだ。芸能ライターがささやく。
「2015年末の第65回紅白歌合戦には近藤真彦を含めた全7組ものアーティストを送り込んでいたジャニーズ事務所なら、Sexy Zoneを含めた6組をねじ込むことも不可能ではなかったはず。それをあえて5組に抑えたのは、かねてから噂されている故・ジャニー喜多川氏の追悼企画を大々的に行うための布石ではないでしょうか。この追悼企画を巡っては、ジャニー氏がジャニーズJr.を熱心に育成していたこともあって《ジュニア祭りになるのでは》との危惧も広がっていたもの。ただCDデビューしていないジャニーズJr.を出場させるのはさすがに具合が悪いですし、その代わりに紅白未出場組を含めたデビュー組のグループをすべて出演させるのかもしれません」
そうなれば今回落選したSexy Zoneに加えて「A.B.C-Z」と「ジャニーズWEST」も出場できることになる。ただ未出場組が全部ここで出場すると、紅白の私物化という批判が高まりそうだ。そこで同じく未出場だったKis-My-Ft2を本編に初出場させることで、体面を保ったのではないだろうかというのだ。
「NHKとジャニーズ事務所の蜜月は昨日今日に始まった話ではないので、裏でそういった密約があったとしても驚くにも値しません。ただこれで気の毒なのは、お情け的な形で紅白出場の機会をもらうことになる『A.B.C-Z』です。ジャニーズWESTはまだ、今年リリースしたシングルがすべてオリコン1位を獲得するなど実績があり、いずれは『関ジャニ∞』と入れ替わりでの紅白出場が期待されています。それに対して『A.B.C-Z』は今年リリースの2枚がいずれもオリコン1位を獲れず、ジャニーズ所属グループとしては異例なほどに人気が低迷。今のうちにどんな形でもいいから紅白に出しておかないと、本当に紅白と無縁のままに解散する恐れすらあるのです」(前出・芸能ライター)
そのA.B.C-ZはSexy Zoneと並び、未だに東京ドーム公演が実現できていないことも知られている。このままナイナイ尽くしで終わるくらいなら、せめて紅白の場だけでも体験させてあげたいというのが、事務所側の親心なのかもしれない。
(白根麻子)