向井理主演のフジテレビ系連続ドラマ「10の秘密」(フジテレビ系)が放映中だ。本作ではシングルファーザー役だが、実生活では14年12月に女優・国仲涼子と結婚して、翌年に長男、18年に第2子が誕生している良きパパだ。
明治大学農学部に在学中は、遺伝子工学を研究するリケ男。飲食業界でアルバイトをしていたが、この頃からすでにモテ人生が始まっており、数々の伝説を残している。
「学生時代は、横浜市内のダイニングバーやバーを転々。のちに、渋谷のバーに移りました。経験者だったこともあり、あっという間に店長に昇格。店の鍵を管理する立場になりました。ここで、現在所属する芸能事務所にスカウトされる。ただ、俳優一本で食えるはずもなく、その後も西麻布のバーでバイトしていました」(芸能ライター)
この西麻布時代に出会ったのが、お笑いコンビ・デニスの植野行雄。ブラジル人と日本人のハーフで、いまや俳優としてドラマやスクリーンに出演している売れっ子だ。バーでは、向井のバイトの先輩。仕事終わりに一緒に帰ることもあったという。
「その頃、向井は植野に『事務所にスカウトされたから(バイトを)辞めて、俳優をやるかも…』と打ち明けていたそうです。職場では、植野は関西人ノリの陽気な外国人というキャラで、客ウケが抜群。でも向井が入ってくると、ホールから厨房の皿洗いに回され、向井がホールの人気を独り占めにしたそうです」(前出・芸能ライター)
向井と一緒に写真を撮ってほしいという女性客が増加。店の売り上げも増えた。
向井が西麻布の生活を卒業しようか悩んでいた頃、植野は「(芸能界は)そんな甘ないし、イバラの道やから、辞めたほうがいいぞ」とエラそうにアドバイスを送ったそうだ。ところが、退店したわずか2カ月後、向井はテレビに出演。今では背中すら見えないというのが、植野のテッパントークとなっている。
都内でも業界関係者が多いことで知られる六本木・麻布界隈には、芸能人の卵がわんさか。今宵もどこかで、“第二の向井理”がシェイカーを振っているかもしれない。
(北村ともこ)