今年6月、レギュラー出演していた「快傑えみちゃんねる」(関西テレビ)と「上沼恵美子のこころ晴天」(ABCラジオ)を立て続けに降板した、カジサックことキングコングの梶原雄太。大阪の番組から姿を消すことになり、今後はユーチューバーとしての活動にますます重点を置くことになりそうだ。だが、ここにきてYouTube活動にも暗雲が漂い始めたようである。
7月22日発売の「週刊女性」によると、カジサックのYouTube動画編集スタッフは今年に入って何人も辞めているという。登録者数200万人を誇り、億単位を稼ぎ出す売れっ子ユーチューバーであるカジサックの元から、なぜスタッフが離れていくのか。
その理由は、まずはギャラ問題にありそうだ。記事によるとカジサックの動画は高いクオリティを求められる割にはギャラが安いのだという。以前は再生回数に応じてボーナスも出ていたが、スタッフが大所帯になった今、待遇が悪くなってしまったというのだ。
また、カジサックには相手の立場によって態度を変えるきらいがあり、下っ端のスタッフには大事にされていないと感じる者もいるのだと、記事は伝えている。その上、辞めたスタッフのうちの何人かは、なんと雨上がり決死隊・宮迫博之のYouTube動画制作チームに移籍してしまったというから驚きだ。
「以前カジサックは、YouTubeについて宮迫にアドバイスしていますが、助言を与えた相手にまさかスタッフを奪われているとは、心中穏やかじゃないはずです」(エンタメ誌ライター)
宮迫といえば、Youtube開始当初は闇営業問題の影響もあり、動画に“悪い”評価が数多くつけられて、ユーチューバーとしてやっていけるのか憂慮されていたが、登録者数はいつの間にか100万人を超える好調ぶりで、いまでは動画の評価は“良い”が圧倒的に多くなっている。
宮迫の動画が好調なのは、カジサックの元にいた優秀なスタッフが移ってきたことも理由の一つのようだ。
一方、レギュラー番組も優秀な動画編集スタッフも失い、踏んだり蹴ったりのカジサック。先の「週刊女性」によれば、上沼はカジサックの返しがもの凄く下手になったことに怒り、番組から追い出したというのだが、YouTubeでクセになってしまったのか、リアクションが大げさでテレビでは浮いてしまっているという指摘もされている。
上沼の言うように“芸人の勘”を失ってしまったとしたら、カジサックが生きる道はやはりYouTubeしかない。これ以上編集スタッフに逃げられないよう、彼らの待遇にはくれぐれも目を配るようオススメしたい。
(石見剣)