俳優のいしだ壱成が10月13日に放送された「バイキングMORE」(フジテレビ系)にVTR出演し、週刊誌で報じられた生活保護受給について語った。
いしだはまず、「お恥ずかしい話なんですけど、去年1年間うつ病になってしまいまして」と明かし、症状が重くなかなか働くことも出来なかった苦悩の日々について告白。2018年に24歳年下の女優・飯村貴子と3度目の結婚をするもSNSには誹謗中傷が殺到し、殺害予告まで届くことがあったために、人に会うのも電話に出るのも怖かったと、自身を襲った症状について説明。
うつ病の症状は今年の3月には回復したものの、貯金は底をつき、仕事を探そうとしても「芸能人として見られる部分がすごく大きくて。人に会ってお仕事の話を聞いても『芸能界に未練があるんじゃないですか?』って」と、なかなか雇ってもらえなかった事情を吐露した。
そんないしだに救いの手を差し伸べてくれたのは、ある友人。「恥ずかしいことじゃないから、いったん生活保護を受けて、その間になるべく自活できるように頑張ろう」と励まされ、今年5月から生活保護を受給する決断をしたのだという。
その後いしだは芸能活動、プロデューサー業、演技指導と活動を始め、先月からは生活保護を受けずに暮らしているとのことだ。
「いしださんは“お恥ずかしい話”と表現していましたが、うつ病にかかることは決して恥ずかしい話ではない。心身に異変を感じたら、躊躇せずに医師に相談すべきですし、それを恥ずかしいと思わないで済む社会にすることが大切。同様に生活保護を受けることも恥ずかしいことではなく、何らかの事情で働くことが困難になった時に受給するのは国民の権利です」(情報誌ライター)
一方、いしだの生活保護受給については8日発売の「週刊文春」が“不正受給があったのでは”と、疑惑を報じている。
「記事ではいしださんが生活するお金もなくなり、仕事もままならず友人からの支援やアドバイスを受けて生活保護を受給するようになったことが書かれていますが、その辺りはいしださんが番組で語ったこととほぼ一致しています。問題はいしださんが生活保護を受けられなくなるのを避けるため、YouTubeの広告収入を友人の口座に振り込ませるなどして“所得隠し”したのではと疑問視されていた点や、7月に出演したテレビ番組のギャラの扱いはどうなったのか。きちんと所得として申告したのかどうかという事なのですが…」(芸能ライター)
いしだは「週刊文春」の記事について、自身のインスタグラムに「名誉毀損にあたる為、しかるべき手段を不本意ながら取らざるを得ない」と記している。テレビ番組に出演して生活保護について語るなら、この辺りの疑惑についても、モヤモヤを解消していただきたかったのだが…。
(石見剣)