来年開催予定の東京五輪の代表ながら、2週にわたって不貞問題を報じられた男子競泳の瀬戸大也。そんな“不貞スイマー”に対し、日本水連が13日、臨時の常務理事会を開き、瀬戸の年内の活動停止処分を下した。ところが、そのニュースが報じられると、SNS上では「短かッ!」「もう年末じゃん」「ただの冬休み」との声が一斉に起こっている。
「巷間言われている代理店絡みの事情もあったとは思いますが、瀬戸選手がメダル候補とカウントされていたこともあり、日本水連の動きは遅かった印象です。CAとの不貞が発覚したのが約20日前、瀬戸選手の事情聴取が12日ですから、もう少し早く対処できなかったのかという声もありました。今回下された処分により、瀬戸選手は年内の公式大会への出場や強化合宿、海外遠征への参加ができなくなり、五輪会場で行われる12月の日本選手権も出場も不可能。ただ、この期間についても、年内はほとぼりが冷めないだろうという考えなのか、キリがいいから年内にしたのか理由はわかりません。処分が下された10月13日から12月31日まででちょうど80日間ということから、『短い』という印象を持った人も少なくないようです。五輪出場は本人の努力の賜物であり不貞とは関係ありませんが、“不貞=悪”と考える風潮は今の日本では顕著ですし、芸能人なら80日間では許されません。とくにクリーンイメージの五輪アスリートですから、水連が大甘処分を下したというブーイングは致し方ないでしょう」(スポーツライター)
所属先のANAからは三行半を突きつけられ、世間的イメージも地に堕ちた瀬戸大也。本人は「スイマーとして再び認めて頂けるよう、一からやり直す覚悟で真摯に水泳に向き合っていきたいと思います」とコメントを出したが、80日間の禊期間にしっかり鍛錬し、結果で悔悟の念を示してほしいところだ。
(小机かをる)