中居正広が語るエンターテイナーとしての在り方とは

 タレントの中居正広が6月19日放送のラジオ番組「中居正広ON&ON AIR」(ニッポン放送)に出演し、仕事に対するストイックな姿勢をうかがわせる発言があった。

 この日、中居はリスナーから寄せられたある悩みをピックアップ。部活でダンスを始めるも、未経験の状態からのスタートだったため、振り付けをなかなか覚えられず、「中居くんはダンスを始めた頃、どのように振りを覚えていましたか?」と問いかけるものだった。

 これに対し、中居は「練習あるのみですね」と即答。振り付けがなかなか覚えられないと悩むリスナーに向け、「覚えるまで踊る。覚えられるまで踊る」と助言し、ダンスに限らず、勉強やスポーツにおいても「なんでも未経験なもの、初めてのことはすんなり入ってくるわけじゃないので。それは踊りにしろ、勉強にしろ、なんでもそうだと思います」と語った。

 また、30年にわたってSMAPのリーダーとして活動し、歌や芝居、MCといった様々な分野に挑戦してきた豊富な経験をもとに、「覚えられないんだったら出られないですよね、発表会には。覚えてないんだから」と中居らしい表現。続けて、「学校の試験は100点を目指して勉強するんだけども、結局80点とか70点、60点。ただ、僕らなんかのお仕事はセリフを覚えるとか、ダンスを覚える、歌詞を覚えるっていうのは100点じゃないといけないっていうね。セリフ覚えてなかったら収録、撮影してても‥‥。本番で忘れたやつって、ドラマってオンエアしないんですよ、失敗したやつ。それがちょっと違うところかもしれない。踊りを覚えられなくてライブやってます、では棒立ち。あれ? 何だっけ、次。棒立ちってわけにはいかないので。100点じゃないと」とエンターテイメントの世界では常にパーフェクトなパフォーマンスが求められるという。

 また、台本の暗記作業について、中居は「早いほうじゃないですね、全く。踊りも覚えるの早いほうじゃないです。遅いほうです」と説明。さらに台本や振り付けを100%覚えることは大前提であり、覚え尽くしたとしても「ちょっと不安なぐらい。覚えたぐらいでは」と明かすと、「目をつぶってでもできるぐらいにしておきたい。音楽が流れなくてもできるぐらいにしておきたいっていう」と徹底した完璧主義であることをうかがわせた。

 さらに、そうまでして頭に叩き込んだ台本の記憶を、次の作品の台本を覚える為に「消す作業」があるとも表現し、そうした労力には悩まされてきたという。

「かねてより仕事に対する向き合い方を共演者に称賛されることが多く、公私で付き合いがあるお笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志もそんな中居の生き様に魅了された1人です。今から21年前、ドラマ『伝説の教師』(日本テレビ系)にてW主演を務めた2人ですが、松本は同作での共演時に中居に驚かされたというエピソードを2002年にラジオ番組『放送室』(TOKYO FM)の中で披露。

 松本は、同作の撮影が深夜にまで及んだある日、チェックした台本に気になる点があったとして、中居に相談したところ、中居からも『気になりますね』との感想が返ってきたといいます。その後、台本を1ページ目から訂正・確認していく夜通しでの作業に中居は平然と付き合ってくれたと告白。これに驚愕した松本は『こいつ、ちゃんとしてるなと。その辺の軽い感じでアイドルやってるヤツじゃない。そっからかな。印象が変わったのは』と振り返り、同エピソードをキッカケにプライベートでも飲みに行く仲になったようです」(テレビ誌ライター)

 また、中居は何度も総合司会を務めてきたフジテレビの「27時間テレビ」に関して、2015年8月放送の「ナカイの窓」(日本テレビ系)の中で、睡眠時間のサイクルを本番1週間前から徐々にズラしていくと説明。さらに本番前日はしっかりと休養するべく、「1年に1回の睡眠薬を飲む」とも打ち明け、共演者を驚かせた。

 そのプロフェッショナルとしての姿勢はやはり別格と言えそうだ。

(木村慎吾)

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