お笑いタレントのエハラマサヒロが9月11日、自身のツイッターを更新。新型コロナウイルスワクチン接種に対する考えをツイートしたが、ネットでは批判が相次いでいる。
エハラは8月13日に新型コロナの感染を公表しており、同月20日に療養期間が終了したばかり。その後、9月10日にワクチン接種を受けたことをツイート。その翌日にワクチン接種した理由について「自分より自分の周りの方に安心して頂くために打っておりますので」とツイートした。
しかし、ネットでは《こうやって勘違いしてる人がいるから迷惑で困る。なぜ周りを安心させられるの? ワクチンは重症化率を下げるためのもの》《ワクチンは他者への安心を得るために打つものではないです。自身の免疫獲得のために打つものであり、集団免疫獲得の一つの手段としてあるものです。安心を得るために接種するなどという間違った考えが広まるのはマズイと思います》《間違ってるよ。これぞ同調圧力に屈してるだけ。ワクチンは自分のために打つものです。しかもこのコロナに関しては、ワクチン打っても周りを感染させる率はそんなに変わらないでしょ。海外の様子見てたらわかりますよね》《この人はワクチン接種が80%近くに達してるイスラエルが今、国全体でひどい状態になっているの知らないんだろうな》など批判が殺到した。
「厚生労働省のホームページにも記載されていますが、新型コロナウイルスワクチンは発症予防効果についてはデータ上で効果が確認されており、重症化予防効果についても効果が“期待されている”と告知されています。しかし、感染予防効果についてはデータの蓄積中として効果は明かしていません。感染予防効果があるというのは現時点では“誤解”と言えるでしょう。
こういった誤った認識はサッカーの内田篤人選手が出演した政府広報CMが発端と言われています。CMの中で内田選手は『(ワクチンを)打つ前と打った後、僕の中で変わったことがある。それは大切な人と安心して過ごせる、その気持ちは確かです』と語りかけており、『ワクチンを打つと周りに感染させない』といったイメージを作り上げてしまったというのです。エハラのほかに、先日ワクチン異物混入問題に巻き込まれたモノマネ芸人で声優の山本高広も『うつしたくないから打ってるのに異物混入って‥‥』とインスタグラムでコメントしており、認識の誤りを指摘されていました」(芸能記者)
芸能人の発言は影響力があるため、誤った認識が“正しい情報”として広まってしまう可能性も大きい。エハラに限らず、芸能人はできるだけ正しい知識や情報リテラシーを身につけた上で発言してほしいものだ。
(柏原廉)