元AKB48で、骨太な演技を見せる女優として活躍している秋元才加が、所属事務所であるフレイヴエンターテインメントとの専属契約終了を報告した。
10月1日、「ご報告です」と書き出して、自身のインスタグラムアカウントを更新した秋元。デビューから17年間にわたって身を置いた事務所との専属契約を終了し、「感謝の気持ちでいっぱいです。常に私の意志を尊重し、背中を押して下さいました」と綴ると、今後の活動については「これまでの経験を糧に、よりクリエイティブな環境で、お芝居をはじめ、枠にとらわれることなく様々な事に挑戦していきたいと思っております」と思いを告白した。
AKB48の2期生として2006年にグループへ加入すると、3年後の総選挙で12位と健闘し、メディア選抜入り。翌年からはチームKのキャプテンに就任するなど、ほかのメンバーを牽引する強いリーダーシップで存在感を発揮していた。
秋元が、事務所に“自らの意志を尊重してくれた”と振り返るように、NHK大河出演、ハリウッドデビューなどほかのAKBメンバー以上に役者として活躍したほか、第二の故郷であるフィリピン観光親善大使や、B.LEAGUEアンバサダーを務めるなど幅広い活動を展開している。
「とりわけ、かの名優・高倉健さんも絶賛した人気アクションシリーズ『山猫は眠らない8 暗殺者の終幕』では、凄腕暗殺者レディ・デス役を熱演し、圧巻のバトルシーンで主役を“食う”演技を披露しました。2015年公開の主演映画『媚空‐ビクウ‐』でも、撮影開始の2カ月前から週3日のジムワークに励んでいたことを告白。さらなる鋼のボディを作り上げる意志を見せており、『次（続編）があれば、ロッキーみたいな体にしたい』とストイックに語っていました」（テレビ誌ライター）
貪欲かつ“男前”なのは仕事面だけではない。
20年7月放送の「しゃべくり007」（日本テレビ系）では6月に結婚したラッパー・PUNPEEとの交際のキッカケについて言及。まだPUNPEEと知り合いにすらなっていない時点で、友人に「私、あの人と絶対に付き合う」と豪語すると、実際に食事に誘うといった猛アプローチを続け、すぐに「付き合ってくれませんか？」「私と付き合ったら絶対楽しいし、楽しくするから私と付き合ってほしい」などと超積極的に急接近したという。
「PUNPEEからは『ゆっくりと時間をかけて関係を築きましょう』とやんわり交際を保留されてしまったようですが、秋元はその後も攻勢を緩めず、翌週にトータル3回目の告白を断行したそうです。その際もPUNPEEからの『僕も気持ちがあるから、同じ時間を共有し、同じものを見ていけたらいいと思います』との返答に対し、『付き合うってことですか？ ハッキリしてください』と詰め寄り、ようやく交際に漕ぎ着けました」（前出・テレビ誌ライター）
今回の退所報告についても、世間からは「大河にも出てるし、今後の活躍は間違いないでしょう」「想像状に存在感のある女優さんになった」「信念とか強さがある方だと思うので、自由にやりたいことをやるようにしたんだと思う」との声が聞こえる。
ハリウッド女優としての地位を手にし、私生活でもスナイパーのように意中の男性を逃さなかった秋元。これだけのアグレッシブさとストレートな行動力があれば、退所後の活動についても、ファンは心配無用だろう。
（木村慎吾）
