11月1日深夜放送のラジオ番組「JUNK 爆笑問題カーボーイ」(TBSラジオ)に出演した田中裕二が、周囲から勧められてドラマ「silent」(フジテレビ系)の第1話、第2話を「TVer」で視聴したことを報告。川口春奈演じる青羽紬の恋人・戸川湊斗を演じる鈴鹿央士が気になり調べたといい、デビューのきっかけが2017年10月公開の広瀬すず主演映画「先生!、、、好きになってもいいですか?」でエキストラをしていたところを広瀬に発見され、「『あの子、すごいいいから』って、スカウトを事務所の人に言って。それで、名前を鈴鹿央士にしたんだって」と相方の太田光に説明。広瀬がそんなことをするのかと驚いていた様子だった。
「田中に調べるきっかけを与えた鈴鹿の存在感を忘れてはいけないでしょう。鈴鹿は2019年に俳優として活動を始め、たった3度目のオーディションで2019年10月公開の映画『蜜蜂と遠雷』でメインキャストの1人で“蜜蜂王子”と呼ばれる風間塵を好演。通っていた高校がロケ地になっていたことからエキストラをしていただけの高校生が、たった2年でメインキャストを演じられるようになるということは、まさに広瀬が鈴鹿の素質を見抜いていたからでしょう」(芸能記者)
また、「エルピス」(フジ系)で冤罪事件を追うことになる若手ディレクター・岸本拓朗を好演中の眞栄田郷敦も、東京藝術大学を受験するも不合格に。サックス奏者の道を挫折していた時に父と観に行った、兄・新田真剣佑が出演する2018年6月公開の映画「OVER DRIVE」で製作スタッフの目に留まり、2019年5月公開の映画「小さな恋のうた」でメインキャストの1人であるバンドのギタリスト・譜久村慎司役を演じることに。
「鈴鹿も眞栄田も、演技をするようになってからまだ3年ほど。『エルピス』で共演する長澤まさみは眞栄田のことを『演技をするようになってからまだ3年しか経っていないのに上手い』と褒めていました」(女性誌記者)
演技経験の浅い2人をメインキャストに据えたフジテレビは、2人が役者として大化けした時のために恩を売っているのか、それとも実戦で育てる気概があるのか。「silent」も「エルピス」も注目度の高いドラマなだけに、鈴鹿と眞栄田の演技力も磨かれることだろう。