ナインティナインの岡村隆史と矢部浩之がレギュラーを務めるラジオ番組「ナインティナインのオールナイトニッポン」（ニッポン放送）で、さる7月22、23日に放送された「FNS27時間テレビ」（フジテレビ系）で見られた、明石家さんまの“穏やかではない反応”について明かした。さる7月27日深夜に放送回でのことである。
番組で、岡村は、「27時間テレビ」内の企画「100キロサバイバルマラソン」が話題になると、「マラソンに自信のある人を集めてやってたんでしょ」と、語り、こう続けた。
「ただ、さんまさんの『ラブメイト10』始まる前に、池谷（直樹）さんがリタイアしたのよ。泣いてはったの。それを見て、さんまさんが『オイッ！』って」
さんまが“キレた”ことを明かしたのだ。矢部はその理由について、「泣いたらあかんから」と推測。岡村も「あの人27時間（テレビ）はバラエティーやと思ってはるから」「厳しいさんまさん出たな～と思って」と同意していた。
これには、リスナーからもネット上で、「さんまさんはバラエティで泣く芸人に厳しいよね」「27時間テレビはお笑いバラエティなんだからそこに涙はいらないという考えなんでしょう。まさしくその通りかと思います」「人を笑わすお笑い芸人が泣かしてどないすんねん、っていうのがさんまのお笑い哲学みたいだからね」など賛同の声が相次いでいた。
「さんまは常々『バラエティーは戦場』と公言しています。笑いを何よりも大事にするため、芸人はもちろんタレントでもバラエティー番組の中で涙を見せるのは言語道断なんでしょう。岡村自身も2018年に看板番組だった『めちゃ×2イケてるッ！』（フジ系）の最終回で、スピーチ中に涙を見せてしまい、直後に乱入してきたさんまに『何を泣いてんねん！（スピーチも）長いわ』と強烈なダメ出しをされていました。とはいえ、さんまも本気で怒っているわけではなさそうです。というのも、さんま自身が17年に放送されたスペシャル番組『誰も知らない明石家さんま』（日本テレビ系）で人に腹を立てたことがないと語っており、その理由として『腹を立てられる器でもない。そんなに偉くない。腹立って怒りたい人は偉いと思ってんねやろ、自分のこと』と説いていましたね」（芸能記者）
バラエティー番組では自分が“キレた”ことも笑いに変えてほしいと思っているはずだ。
（柏原廉）
