自身の性的行為強要疑惑を報じた「週刊文春」の発行元である文藝春秋社に対し約5億5000万円の損害賠償などを求める提訴をし、裁判に注力するために芸能活動も休止しているダウンタウン・松本人志。1月24日、松本が所属する吉本興業は新たに声明を発表し、前日に同社で開催されたガバナンス委員会で、当初の「当該事実は一切ない」との会社コメントが、世間の誤解を招くなど厳しい指摘を受けたことを明かし、被害を訴えた女性が精神的苦痛を受けている内容の記事に接し真摯に対応していく認識を示した。
いずれにせよ、長く厳しい戦いが続きそうな松本は、1月8日に芸能活動休止を発表してからテレビ番組の収録に参加していない。週に7本あるレギュラー番組のすべてに参加していないわけだが、「関係者は休み返上で大わらわとなっている」と民放テレビ局の編成担当は話す。続けてもらおう。
「松本が個人で出演する番組は、収録分を放送したら総集編に切り替えたり、編成で他の番組に差し替えるなど急ピッチで調整。そのうえでいくつかの番組は終了して、新番組を急きょ立ち上げるという話もあります。ダウンタウンとして出演する番組は、相方の浜田雅功はそのままに、サポートで吉本芸人を松本の変わりに入れ込む予定です。所属先の吉本興業も最大限の努力をすると各局に話しているので、代役はかなりのビックネームを用意するようですよ」
人気芸人を圧倒的多数抱えている吉本興業だが、誰が松本の代役になるのだろうか?
「実は、今田耕司や東野幸治など、いわゆるダウンタウンファミリー一派は代役で使いづらい。一方で、明石家さんまなど大御所が登場するのも絵柄としておかしい。基本的には、人気がある中堅芸人が松本の代役を務める形となりそうです」(民放関係者)
松本の代役として出演が多くなりそうなのが、売出し中のかまいたちと千鳥のノブ、さらにナインティナインだとか。テレビ関係者が言う。
「吉本社内では現在、松本の飲み会に参加したことがある芸人の洗い出しを行っているそうです。全芸人の“身体検査”をした上で、私生活が荒れていない芸人を代役候補にピックアップ。それによると、かまいたちは女性関連の噂も少なく、2人とも愛妻家で知られているので代役にもってこいだそうです。また、ナイナイも過去に岡村隆史が女性蔑視発言で炎上したことがありますが、子どもが生まれてからはマジメそのもの。矢部浩之を含め、これまで浜田と共演も少ないので、話題性も高くなりますし代役には適任だとか。大人気の千鳥については、大悟は飲み会や不倫のイメージが強く、吉本もおすすめしていないそうです。ただし、相方のノブは女性関連のスキャンダルもなく、代役候補としてテレビ関係者に提案されているそうですよ」
吉本興業を巡っては、かつて人気絶頂の島田紳助氏が突然引退した13年前、今田や東野が大活躍した過去があるが、“歴史は繰り返す”ことになりそうだ。
(渡邊伸明)